5−5章.ルシファーの謎と正体




 古代火星に生息する類人猿に遺伝子操作を施し、火星人類を創造した。コーランには、ルシファー一族は“火”から、人間は“土”から神により、創造されたとある。“火”は火星を、“土”は地球を意味しており、コーランからの結論として、彼らルシファー一族こそが「火星種族」なのだと推測されるのです。

 ところが、ルシファーについて聖書には下記のように紹介されています。
  「お前は天から落ちた。明けの明星、曙の子よ。お前は地に投げ落とされた。
   …わたしは天に上がり、玉座を神の星よりも高く据え、神々の集う北の果て
   の山に座し、雲の頂に登って、いと高き者のようになろう」[イザヤ書 第14]

  「アダムはエバと一緒に来た悪魔を見て、どうして自分達を迫害するのか問い
   ただした。
   悪魔は答えた。きさまが原因で俺はあそこから追放されたのだ。きさまが形
   造られた時、俺は神の面前から追放され、天使達の交わりの外へやられたの
   だ。…ミカエルは『神の似像を礼拝しなさい。あなたが礼拝しなければ、主
   なる神はあなたに対してお怒りになるであろう』と言った。
   そこで俺は言ってやった『俺は自分の座を天の星よりも上のほうに置き、い
   と高きかたと似たものになってやる』と。すると主なる神はお怒りになり、
   俺は俺の天使達と共に、俺たちの栄光の外へ追いやられた。
   …俺たちはたちまち苦悩に陥った。」
          [アダムとエバの生涯概説]と[モーセの黙示録概説]より

 どうでしょう、おかしい事に気がつかれたでしょうか。
 そうなのですルシファーの事を金星にたとえて、“明けの明星”“宵の明星”と言い表しているところなのです。この聖書の内容は明らかに人類創世時の物語なのですが、その当時であれば金星はまだ創造されていのです(5-1参照)。何故、わざわざ存在しない“金星”を持ちだしたのでしょうか。

 シッチン氏の本のアヌンナキの神々の中で“金星”として最初に紹介されているのは、ニンフルサグなのですが、彼女が地球に飛来した人類創世時には金星は存在していませんでした。その後、イナンナが天の女王に就任し、ニンフルサグは金星をイナンナに譲ります。表現としては、金星の女神の代替わりとニフルサグへの敬意を表し、“明けの明星”は女神イナンナ、“宵の明星”は先代の女神ニンフルサグという様に使い分けていたことでしょう。その後、マルドウクが地球司令官50に就任すると、彼の妻・サルパトニが金星の女神に就任します。ちなみに、イナンナとサルパトニが金星の女神に就任した時には、太陽系惑星として金星は輝いていたのです。

 さて、問題なのは、金星が誕生する紀元前二千年以前に、ニンフルサグをシンボル化した惑星はどの惑星だったのか、そして何故それを隠す必要があったのだろうか

 ニンフルサグは、人類を創造したので“生命の母”と呼ばれていた。また、エンリルの正妻のことは、“神々の母”と呼ばれていた。ギリシャ神話ではガイアとして伝えられ、地母神として祀られるようになった。この地母神はいつの間にか、エンリルの異母妹で、エンリルの第一王位後継者・ニヌルタの母ニンフルサグに取って代わられていました。

 一方、ティアマトは“生命の母”“神々の母”と呼び習わされており、ニンフルサグが地球に飛来した当時ティアマトは存在していなかったが、ティアマトの分身としての“地球”が彼女の惑星として相応しかったのだと思います。そしてティアマトを守護し、最後までティアマトと一緒だった“月”は、エンキの地球飛来当時のシンボルでした。つまり、エンキとニンフルサグが地球を統治するという暗示だったのではないでしょうか。その証拠に、エアーは「地球の主」という意味の“エンキ”を自身の名前として使うようにしたのでしょう。

 聖書には、七個の首と尾を持つ魔物レヴィアタンとして、ティアマトが登場しています。
 ウィキペディアによれば、『イザヤ書』に登場する海の怪物ラハブと同一視されることもあり、この場合、カナン伝説と同じ起源を持つ(七つの頭をもつ海の怪物リタン)。同時にバビロニア神話に登場するティアマトとの類似性が挙げられる。ここから後世、後述のレヴィアタンを悪魔とする見識も登場した。中世以降はサタンなどと同じ悪魔と見られるのが一般化した(本来のキリスト教の観点とは全く関係が無い)。悪魔の9階級においてはサタン、ベルゼブブに次ぐ第三位の地位を持つ強大な魔神とされる。七つの大罪では、嫉妬を司る悪魔とされている。
  つまり、大サタン・ナブー(本名ダビデ)以上に陰湿で強力なサタンが、嫉妬深い悪魔の女司令官・冥界の女王・ゲシュティアンナ(⇒[ニビル星人の紹介])なのである。ティアマトをシンボルとした場合、すぐに正体がバレてしまう。そこで、金星がどの惑星よりも若く力強いこと、更に美の女神であるなどの優越性を誇るために、金星の女神を名乗ったのでしょう。そして、彼女こそがプレアデス星人などを操り、先生と現天上界を完全に滅ぼそうとしていたのです。おそらく、トートが人類を創造したエンキから生命の知識を全て伝授されたように、人類を創造したエンキをしのぐ優秀な科学者・ニンフルサグの生命の知識をエン・アズと子のニンギシュジダに伝授したのでしょう。彼女はその知識と科学力を用いて、エル・ランティ様に一度は滅ぼされたサタン・ダビデを復活させて彼をも利用しながら、天上界を滅ぼそうとした。だから、2013年の4月と5月の伝言がメッセージされたのだと、気が付きました。(それでいいです。2014/01/11千乃)
 (訂正前は下記の通りで、ニンフルサグを悪の女性司令官としていました。つまり、エンキ、ニヌルタ,ナブー以上に陰湿で強力なサタンが、嫉妬深い悪魔の女司令官ニンフルサグなのである。ティアマトをシンボルとした場合、すぐに正体がバレてしまう。そこで、金星がどの惑星よりも若く力強いこと、更に美の女神であるなどの優越性を誇るために、金星の女神を名乗ったのでしょう。そして、彼女こそがプレアデス星人などを操り、先生と現天上界を完全に滅ぼそうとしていたのです。…間違いでした。2014/01/11 詳細は[伝言.2013年4月][伝言.2013年5月][伝言.2014年1月]参照)

 この七個の頭をもつ魔物レヴィアタンの正体は、冥界を支配する女王・ニンフルサグで、七つの頭は、彼女の元で使役されている冥界の七大天使のことです(2012/01/08追記 詳細は[冥界の女王][最強女神]参照)。大サタン・ナブーはニンフルサグを邪神に仕立て上げた。ナブーは父マルドウク=三代目天王の正当な後継者で、第二位のものだった。しかも、金星である母サルパトの子である。天の玉座を狙った明けの明星は、サタン・ナブーと彼の母だった。そして、サタン・ナブーの予言書[ヨハネの黙示録]では、現天上界のみならず、黄泉女王・ニンフルサグをも滅ぼす計略だった。(尚、「七枝樹二神」の二神をニンギシュジッダ夫妻が詐称した場合、「七枝樹」は彼等の崇拝する大地母神=リバイアサン=初代冥界の女王=ニンフルサグに相当することも、付言しておきます。追記.2014/01/11)

                  ※尚、本章は先生からの助言を得て記述しました。
                  2011/08/15 北


                                (追記.2014/01/11)
 ■農神のニン・ギジツダ
 農神のニン・ギジツダとギジツダは蛇の雌雄であらわされ、時にはからみ合った姿、時には柱にまきついた姿で表わされていた。日本の尻久米縄(シリ・クメ縄、略してシメ縄)は、雌雄の大蛇のからみ合いで、まさに雌雄のギジツダである。また、柱にまきついた蛇神は、ウ・ラガブ・バ・ラル(柱にまきついた主)とウル、シュメール語でよばれ、それが印度へ渡ると、漢訳にもある烏洛迦婆羅(ウ・ラクカ・バ・ラ)と転じた。神社や仏閣によく見かける、左右の柱、あるいは鳥居の柱にまきついた二頭の竜は、いうまでもなく、天宮の門衛神であり農神でもあったギジツダ両神の日本的表現である。
 
 ■ニンギシュジダ[よき樹木(真理の樹)の主人]
 冠頭の「ニン」はシュメール語で「女主人」という意味の言葉です。 しかし、ニンが付けば女神、というわけでもありません。冥界・医歯系の神をエンではなく、ニンとしたようです。おそらく、トートが人類を創造したエンキから生命の知識を全て伝授されたように、人類を創造したエンキをしのぐ優秀な科学者・ニンフルサグの生命の知識をエン・アズと子のニンギシュジダに伝授したのでしょう。(登録者)
 シュメールの冥界神。植物、豊穣、復活の神。占卜、除魔を司り、のちに医療の神とも。また、天の門番。ラガシュ王グデアの個人神。ニンギジダとも呼ばれました。蛇龍の姿をした蛇神で、象徴は身を絡ませた蛇(カドゥケウス)です。ユーフラテス下流域では異形の神とされました。

ニンアズ(エン・アズ) [癒しの君][医師なる主人]
 シュメールの医術の神。ラガシュ第一王朝ウルイニムギナ(ウルカギナ)王の個人神。ニナズとも呼ばれました。父神はエンリル、母神はニンリル。配偶女神はニンギルダ、息子がニンギシュジダ。或いは母神はエレシュ・キ・ガルともされ、戦士の神、冥界の神、エシュヌンナの守護神ともいわれます。アズはシュメル語で医師の意味。ウガリッド神話のバアルの物語で、バアル(=エンキ)を打ち負かす冥界の王・モトでもある。つまり、エンキは、ニンフルサグ、ニン・アズには敵わないと云うことだ。
ゲシュティアンナ [天の葡萄(の女主人)]
 シュメールの女神で、豊饒神ドゥムジの姉神です。 またラガシュ市の守護女神で、ラガシュの神統譜に属しています。配偶神は冥界神ニンギシュジダ。
ギシュジダ:収穫の神です。 
 
 ■奇跡の医神・アスクレピオス
 アスクレピオスとは、古代ヘレニズム世界に活躍した驚異の治癒神で、不思議な力(デュナミス)を用いて奇跡を行う神様でした。それは、難産の神、不妊の神、中風、盲目、不眠、肺病、胃病、戦傷、その他なんでもなおす万病の神として崇められていましたが、オリンポスの神々とは別系統の素性の知れない神様でした。それは、オリンポスのゼウスに対して、“もう一人のゼウス”と呼ばれたり、時には“陰府の国のゼウス”と言われたりもした。
 なぜ、陰府の国のゼウスと呼ばれたかは、彼が一度死んで再び蘇えったと伝えられるからで、そのため彼は陰府の国から来たとされる蛇を杖にからませて、病人を治療して遍歴した。この故事から、杖に絡まった蛇は、今日では医学のシンボルとされるのです。またアスクレピオスの娘、ヒュギエイアは健康の女神、バナケイアは癒しの女神で、両者共にアスクレピオスに続く医神です。
 以上から、オリンポスの神々と別系統の医神アスクレピオスの特徴として、難産の神、不妊の神、杖に絡まった蛇から、明らかにニンフルサグの化身だと思います。だから、冥界からの死者死に神には、人の寿命を延ばしたり、死から甦らせたりする力があるとされたんのでしょう。イナンナの冥界下りでは、彼女は冥界の女王に殺されましたが、エンキやトートの働きで甦っています。
 
 ■イムホテップ
 第三王朝ネチェリケット王の宰相を務めたイムヘテップは、階段ピラミッド建設の責任者にして、学者としての評価が高く、王朝末期にはギリシャの医神アスクレピオスの再来とされた。



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