第10-13.冥界の支配者、君臨する女王



 シュメルの時代、魔術に関するもめ事、男女間のもめ事などについては、通常の裁判では決着が付かないので、訴えられた者を河に投げ込み生還すれば無罪とする「黄泉の神による神名神判」が、法の下で行われていた。この「河の神」は、エンキの別名であり、エンキに神判を求めていたのです。この「河の神」に神判を求める風習は、日本を含め世界中に存在していました。
 シュメル時代の冥界のイメージは、亡くなった者達が行くところで、活動の無い面白みの無い世界とされていました。黄泉とか冥界という響きは、現代の私達にとって、天国とか地獄のイメージと重なってしまい、古代の人々の描いていたイメージとは大きく異なってしまっています。
 例えば、古代日本において、永遠の生命を持つ“根の国”、海の底にある“竜宮城”などは、当時の人々にとってあこがれの世界でした。ケルト神話においても、地下世界や海の底にある世界は、長命と健康を保証するあこがれの世界だったのです。ところが、メシア・キリスト教が広まるに従い、異教の神々をサタンや悪魔とし、異教の神々の住む地下世界や海の世界を地獄と見なすようになった。そして、神々の住まう世界・天上界を、非科学的ですが大気中にあるとしたのです。このメシア・キリスト教的な天国と地獄の発想は、仏教に取り込まれ独自に発達を遂げて、密教として日本に伝えられ、メシア・キリスト教や密教の黄泉・地獄のイメージが定着してしまいました。この天国と地獄のイメージは、サタンが人類を精神的に支配するため人類に与えられたバーチャルなプロパガンダだったのです。

 それでは、黄泉、地獄、魔界を支配する神々について、その実像を調べることにしましょう。(古代シュメル時代の神々については、1-2章を参照)

 人類を創造しようとしたニンフルサグとエンキは、他の神々に気づかれないよう人里離れた場所で研究を行っていた。この研究所を設けた都市アルルの守護女神がニンフルサグだった。つまり、人類誕生の地をエンリルの長子・月神の妹名アルルと呼んでいた。
 シュメル時代の冥界は女王である女神・エレシュキガルが君臨していた。彼女はネルガルを夫に迎え、女王国を支配していた。また、彼女はアルルの女主人とも呼ばれていることから、ニンフルサグが、女王国の女主人としてエレシュキガルを任命した頃には、この人類誕生の地は黄泉と見なされていたということが分かります。つまり、人類にとって生命誕生の地であり、死者が住まう地と見なされていた

 それでは、当時地球司令官・エンリルの長女であるにもかかわらず、何故冥界に住むようになったのだろうか。そのヒントが『エンリル神とニンリル女神』という神話として伝えられています。
「エンリルが清らかな乙女ニンリル女神をヌンビルドゥ運河の堤で強姦し、その罪のゆえに最高位の神であるにもかかわらず他の神々によって罰せられ、冥界へ追放されることになる。ニンリルは月神ナンナルを身ごもっていたが、エンリルの後を追う。
 息子が冥界に住まねばならぬ不幸を避けるために、エンリルは複雑に込み入った企みでさらにニンリルと交わり、三柱の子を妊ませてナンナルの身代わりとする。これによりナンナルは天に昇れることとなった。
 代わりに冥界に住むこととなった三柱の神々は、ネルガル神ニンアズ神、そして文書が欠損しているがエレシュキガル女王である。」

 尚、その後エンリルはニンリルを正妻として迎えることで、罪は消え、地球司令官に復帰している。

 つまり、後にエンリル職を引き継ぎ、天の王に就任する月神の身代わりとして、エンリルの子、月神の三兄弟が、冥界に住むことになったというのだ。
 さらに、エンキ、イナンナ女神の夫・ドゥムジ[水の真正な息子]、サタラン[シュメルの都市デルの守護神にして神々の裁判官及び治療者。蛇神ニラーを使い魔とする。]、イシン市のダム(ニンギシュジダの子)などが、冥界に住むようになる。
 だから、冥界は蛇女王・ニンフルサグを頂点として、エレキシュガル女王、ネルガル王、ニアンズ神、ドゥムジ神、サタラン神、ダム神が支配する国であることが分かります。

 まとめると、ヤハウエに敵対するサタン軍団は、サタン・ナブーとその一族、女神国・黄泉を支配する二ビル星の神々だったのだと推断致します。つまり、王族同士の何が善で何が悪なのかを決める、骨肉の王権をめぐる争いだった。それは、人類創造から始まる「善と悪の闘い」なのです(尚、古代において、単身ですが、ニンフルサグとエンリルの長子・ニヌルタもマルドウクに敵対していた。)。
 余談ですが、キリストだけが絶対的救世主ではなく、その母マリアもまた、地球的環境の保護者として「共同救世主」の権限を与えられるべきだという運動が、マザー・テレサの署名を先頭に、世界中からローマ法王に嘆願されている。この運動は、明らかに冥界の女王ニンフルサグ、即ち魔界からのサタン・ナブーへの挑戦だったのです。
 また、このニンフルサグを頂点とする魔界の七大天使を総称するのが、七つの頭を持つレビィアタン(リバイアサン)の正体だったのです([レビアタン]参照)。

  ⇒(続きは、[13_2.猿から創造された人類と女王]参照)

■ [日本のレジスタンス]より抜粋

 キリスト教に匹敵する力をもって今起こりつつある、「マリア教」とも言うべきマリア崇拝の方向の考えです。
 これまでの西洋精神史の二千年間は、キリスト中心でした。そこで言われた救済の思想は、こうでした。「人はアダムにおいて死し、キリストにおいて生きる」と。失楽園を経験したアダムはキリストによって再生するということです。ところが、いまや「人はイヴにおいて死し、マリアにおいて生まれ変わる」と言われ始めているのです。
 いままでは、天なる父・聖霊・キリストの三位一体でしたが、いまではこれに聖母マリアが加わって四位一体になろうとしているということです。つい最近亡くなったマザー・テレサをはじめ、世界中の五十人の枢機卿と、六人のヴァチカン付き枢機卿、五百人のキリスト教会の司祭らによる署名歎願書が全世界から、毎月十万通ものおびただしい数でヨハネ=パウロ二世のもとに寄せられていますが、その主張は、これからはマリアをキリストと並ぶ「共・救世主」として格付けすべきだと言うのです。二十一世紀はマリアの時代である、と。
 マリアの時代とは、宇宙、環境、自然の母性的体現者としての聖母の慈悲に、祈りをとおして(すが)り、人間性の回復をはかる以外に救済の途はないとする。


ヴァル様の出自!? ゲルマン神話から

 ゲルマン神話には、巨人族、オーディンを最高神とする金髪碧眼の神々(アヌンナキの子孫)、人類、コビトや妖精が登場し、戦いを繰り返します。神々と悪の巨人が最終決戦を行い、どちらも死に絶える。そして、簡単に言えば、女王ヘラが支配する冥界から新たに神が蘇り、新しい神々、人類が始まるという物語です。
 50の名を持つ最高神オーディンは、地球司令官エンリルに相当します。このオーディンは“戦士の父”とも呼ばれており、「戦士」のことを「ヴァル」と呼んでいます。元々ヴァル様は、中国の「宗」家に養子に入られており、元来中国人ではない。ヴァル様の腹心ラムー・船長は、北欧系の方ですから、ヴァルという名称もこのゲルマン神話から引き継がれた名称ではないかと推測されます。加えて、ヴァル様方はUFO艦隊の士官ですから、紛れもない戦士だということも、ヴァル=戦士という意味ではないかと思われるのです。
 さらに、「エンキの失われた記憶」に度々出現する“白髪のガルズ”ですが、本神話から推測すると“ガルズ”=「神」という意味のようです。LR誌には、「ガルズ」=「二ビル星の守護神」とあり、このことを裏付けていると思います。
 つまり、北欧神話に出てくる神々は、紛れもなくアヌンナキの神々の物語です。蛇足ですが、伊弉冉が冥界に下ると、伊弉諾が妻を慕い冥界に下ります。しかし、冥界の食べ物を食べた伊弉冉はそのままでは、現世に戻れません。伊弉諾は伊弉冉との約束を破り、腐乱した彼女の死体を見てしまい、地上に逃げ帰ります。そして、伊弉冉は冥界神に化身してしまう。この物語と、ギリシャ神話、及びゲルマン神話にそっくりな物語があります。しかも、ゲルマン神話では太陽は女神、月は男神でもあり、日本神話に近いところがあるのです。全く人種との異なる金髪碧眼と日本人が似たような神話を共有していることに、非常に興味を覚えました。おそらく、ヴァル様と日本人との間に、同じ過去を共有していた時期があるのだと推測されるのです。


■補足:ヴァル様はニヌルタでは・・・(2012/06/21追記)

 母ニンフルサグは人類を創造する医療知識と技術があった。ニンフルサグとエンリルの長子ニヌルタは、ノアノ大洪水の時に、生命の種子(遺伝子)を残す作業に従事した生命科学者だった。しかも、ニヌルタはエンリルの戦士とよばれ、支那に行き軍隊を育成し、医療を伝授している。
 ヴァル様が外科医で有り、支那の宗家へ養子に行かれ、しかもUFO艦隊の指揮官ですから軍人です。つまり、ニヌルタにぴったりのイメージなのです。つまり、初代ヴァル様はニヌルタに違いありません。

 今回は、ヴァル様とニヌルタとの関連が分かったことが収穫でした。アルカディアにアラル王様が来られたとき、エンリルやニヌルタにも呼びかけたが、応答が無かったと云われていました。もしかしたら死んだのではとの事でした。
 ヴァル(ヴァリアント・ソー)様は、大統領に会った宇宙人に登場しています。ただし、ヴァルというのは役職名なので、霊体としては歴代ヴァル職者全員を指すことになる。これは、上皇様とした場合と同じです。この辺については、[13-9章.人の子と偽ヴァル]にまとめています。
 結局「正法会の人達は、ヴァリアント・ソー総監として紛らわしい偽物が跳梁した為に、疑わしい目つきで見ましたが・・・」と先生(2004年5月)の手記にあるように、偽者が出現したこと、ヴァル職の御霊体が複数名来られていたことが混乱を招きました。
 また、ミカエル様を救われたヴァル様は、エル・ランティ様の朋友のアテルサタ様のご子息。アテルサタ様はそれほど高位の方ではなく、プレアデスとの通信の役職だったそうで、退職後アルカディアに来られています。ですから、アテルサタ様はエンリルにつながる方なのかも知れないですね。

                 以上 2011/11/02,20,2012/1/8,2021/06/21 北
⇒(10-14.魔族:支那と朝鮮の遺伝子へ)
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