27-a5.地底人と巨人




 トート文献[エメラルド・タブレット]にも地下に住む神々の記述があります。まずは、地底からひょっこり現れた人々について紹介しましょう。

 ノルウェーなどの北欧系の金髪碧眼種族は、アイヌ人同様に蒙古斑が出ない人種で、地球では少数派です。また、金髪碧眼から、アヌンナキ(二ビル星人、プレアデス星人、琴座星人)の子孫であることは間違い有りません。従って、バビロン信仰の主流が流れ込んだ北欧や英国に、地底人信仰が残っていても不思議ではありません。

 キリスト教が流入する以前の北ヨーロッパでは、地下に住む巨人族や小人族が信仰されていました。北欧神話では、「神々の黄昏」を生き延びるの地下世界の巨人族の一統だと伝えられていたから、人々の信仰も当然のように地下世界の巨人族へと向けられていました。
 「神々の黄昏」とは、北欧神話の最終戦争のことです。この戦いで巨人族や魔族はことごとく滅びるとされています。つまり、神々が地球の覇権をかけて最終戦争を行うという意味だとすれば、この思想が最後の審判の原型なのかも知れないのです。
 それでは、参考文献から地底人の特徴を列記した後、検討してみたいと思います。


1.人間ではない緑の子供

 1811年6月、スカンジナビア半島の、ノルウェーとロシアとフィンランドの国境が交錯するあたりにネイディンという小さな漁村があります。ネイディン川の滝の裏側には洞窟があり、そこは地下世界に通じていて、決して足を踏み入れてはならないとされていたそうです。
 ところが、村のイワノフが釣りをしているときに、この洞窟から声がしたため、入ってみると、子供達が居たといいます。そこで、声をかけてみたところ、子供達はびっくりして、洞窟の奥へ逃げ出したが、イワノフと正面からぶつかった子供が一人居た。よく見ると人間の子供ではなく、びっくりしたイワノフは、手近な石を取り上げ、子供を殴打した。見かねて、懸命に看護したが二日後に死亡した。
 二ヶ月ほどして、ロシア正教の大主教の使いが来て「ここで尊きお方が亡くなられたことは明らかになった。来年より毎年夏至の日に、大主教がお越しになり、死に行く神の儀式と復活の儀式を執り行われる。」と告げた。以後毎年儀式が行われているそうです。
 不思議なことに、「死に行く神の儀式」と「復活の儀式」は、古代北欧の異教儀礼であり、ロシア正教の儀礼ではない。

 ■子供の特徴は、下記の通り。
  a.真っ赤な目、濃い緑色の肌。
  b.髪の毛は黒いが、頭頂部だけがはげている。
  c.身長は1メートルくらい。
  d.手足の指が異常に長い。爪のない長い指。
  e.黒くてぴかぴか光る服を着ている。


2.地下に住む巨人

 1829年、ノルウェーの漁師が、北極で嵐に巻き込まれトンネルを抜けて地下世界に迷い込んでしまった。そこには、巨人が住んでおり、親切にされ一年を過ごした後、巨人に別れを告げトンネルを抜けると、そこは南極だったという。

 ■巨人の特長は、下記の通り。
  f.身長4メートルの巨人。(大きさからは旧約聖書に出てくる2番目に大きな巨人)
  g.平均寿命は800才。
  h.信仰は太陽信仰。
  i.巨人世界の太陽は、まるで霞がかかったように鈍く輝いていた。


3.緑の子供

 12世紀、イギリスのサーフォークの寺院の近くの洞窟に、突然全身緑色の男の子と女の子が現れました。

 ■特徴は、下記の通り。
  j.頭から爪の先まですっかり緑色。
  k.最初は何も食べなかったが、豆を食べるようになり、ついにはパンも食べるようになった。
  l.その頃には、肌の色も、すっかり普通の人間と同じになっていたという。
  m.私たちは聖マルティンの治める国から来ました。
    その国がどこにあるかは覚えていません。
    私たちが住んでいた国では太陽は昇らず、明るい日光もありません。
    この国の日の出前、あるいは日没後のような薄日がさすばかりでした。
  n.男の子は早々に亡くなったが、
    女の子は成長してノーフォークのリン王に嫁いだと伝えられている。


4.地底人と巨人の検討とまとめ

 これら、地底人に対する記述を読んでいると、地底人には様々な種族が居ると推測されますが、薄暗い太陽と、緑の体という共通点があります。
 緑の体に赤い目のような人類とは違う特徴は、ドゴン族に出てくる神・始祖ノンモとまったく同じ特徴です。つまり、緑の子供はノンモ系の末裔の知的生命体なのかも知れない。日本で言えば、河童にそっくりです。
 そして、地上生活にも慣れることができた人類型地底人だと、イギリス人と変わりないことから、肌の色は白に、髪の毛は金髪に、赤い目は碧眼に変わったのかもしれません。逆に、日光が薄暗く、圧力の大きな環境で、金髪碧眼の人が生活すると、緑の子のように変化するのだと思います。
 この変化はなにも不思議なことではなく、日本人が土壌にカルシウムの多い欧米で生活すると、黒の髪の毛が茶色っぽくなります。そこで、黒髪黒目の日本人が地底で生活した場合を、検討してみましょう。
 落葉する植物の葉は、春から夏にかけては緑で、秋になれば赤く紅葉します。これは、夏の日光は赤外線寄りの電磁波が多く、冬は赤外線よりも紫外線寄りの電磁波が多くなります。このように、季節に応じた日光の電磁波の変化を、植物は効率的に利用できるように、紅葉することが分かっています。だとすれば、赤い目は、地底世界には紫外線が多いことを意味しています。薄暗いことからメラニン色素はほとんどなく、紫外線を反射しやすいように肌は緑から青色気味でしょう。さらに、植物の光合成がそんなに活発ではないでしょうから、地底の食物で生き抜くには、光合成を行う菌との共生が必要なのでしょう。これらの考察から、肌は緑、髪は茶、目は暗い赤のように、変化するのではないでしょうか。
 このように肯定的に考えれば、地底人の存在は否定できません。
 似たような話として、バーミューダ海域で、航空機や船が渦を巻いた円筒状の白い雲の中に入り込んでしまうと、計器類が狂ってしまう。しかし、トンネルを抜けると、全く違った世界に入り込んでしまうということが、いろいろな本に体験談として紹介されています。この体験と、地底国へ迷い込んだ体験は、不思議なことに良く似ています。
 結局、海底基地や地底基地などから、重力波が吸放出されると、水蒸気と電荷が集められ雲が発生してしまい、磁場や重力が狂ってしまう。そして、この雲に捕らえられると、海底基地や地下基地の内部に捕捉されてしまい、地底人に助けられるのではないでしょうか。
 別世界へ迷い込んでしまった人た飛行機や舟の乗員の話だと、この別世界は非常に広いのです。地下基地や巨大宇宙船だとしても、飛行機で飛べるほどには広くはないと思います。もし地下や海底にこのように広い基地が有れば、地震波の伝搬の様子を調べることにより、既に発見されているはずです。従って、多くは三次元フォログラフィーのようなバーチャルリアリティの世界を見せられているのではないでしょうか。


補足.破られた地球防衛システム(ツングースカ爆発

 1908年、ツングースカ爆発の時に現れた火の玉は爆発するまでに、二度も進路を変更したことが目撃され、しかも爆発の後で何者かが飛び去るところが目撃されている。だとすれば、この火の玉は制御可能な人工兵器だったに違いありません。
 また、ツングースカの近くの「死の谷」の内部には、死霊の地と呼ばれる人間でない種族が住んでおり、「竜王の口」があるといいます。
 また、死の谷には、「鍋」や「キノコのような建物」が散在していて、岩盤をくりぬいて作られた深い穴に設置されている。そして必要に応じて地上に出現するという。目撃者によれば、このキノコの天辺が開いて、ピカピカ光る黒い服を着た人間が出てきたとのことです。これは、緑の子もピカピカ光る服を着ていることが共通しています。そして、ユミットの住居もまた、昼は地下に隠れていて、夜になると地上に出てくるといいますから、同じ建築思想なのでしょう。だとすれば、ユミット(プレアデス星人)は地底人と親類だということになります。
 それではなぜ、UFOはツングースカを爆撃したのでしょうか。
 ツングースカの近辺に、地下基地があるのだと推測する研究者がいます。敵UFOの飛来に伴い、ツングースカにある地球防衛システムが作動しているので、この防御システムを破壊することで、地球への侵入を容易にする目的だったのかもしれません。いずれにしても、宇宙人同士の戦いであった可能性が大で、太古の神々の戦いにこの兵器が使われ、神々の黄昏ではこのような兵器が使われることになるのでしょうか?
 関連して、火星にあるという太陽系防御システムはスイッチが切られてしまったといいます。おそらく、同じ宇宙人がこのような兵器での攻撃にも耐えられるように地下に強固な防衛システムを築いた可能性があります。


補足.マンハッタン計画Ⅱ

 1831年、ベルギーは、オランダから独立した。当時の市長は2000年までにブリューセルを世界の首都にすると宣言した。
 荒廃していたブリューセルを再建した時、地下にある暗黒都市ブリューゼル(暗黒とは地上に比べ暗いという意味です)をそっくりそのまままねたという。
 1900年代、当時の市長は暗黒都市ブリューゼルを脅威と感じ、地下に向かって核攻撃を行うことを計画したが。1989年に市長が謎の誘拐にあい、その後中止された。この直後の1989年から東欧は自由化へ、1990年には東西ドイツの統合、1991年にはソ連崩壊へ一挙に時代が流れていった。もしかしたら、この中止と旧ソ連圏の崩壊が関連していると考えられないだろうか。


5.知られざるフリーメーソン

 フリーメーソンでは有る程度上位に昇進すると、メーソンの信仰する最高神は、JAH=BUL=ONだと知らされるそうです。

  JAH=ヤハウェまたはエホバ。
  BUL=バール。古代カナンの豊穣の神。
  ON=オシリス。古代エジプトの黄泉の国の神。

 結局、唯一神であるキリスト教と、両立することは不可能です。しかし、フリーメーソン入会当初は、キリスト教の神をはじめすべての神を自由に信仰して良いことになっています。最終的には、イエスはフリーメーソンの信仰する最高神の一分岐と見なされているに過ぎません。
 当初フリーメーソンに入会する人は、信仰が自由なので、キリスト教と両立すると思いこみ、気軽に入会してしまいます。このため、イングランドとウェールズだけで、最盛期は60万人を上回るといわれています。
 そこで、ローマカソリック教会は、フリーメーソンとの関係を再検討し、信徒がフリーメーソンの会員たることを一律に禁じるものではないとしてしまった。従って、カトリックの間にメーソンが増加しても別に不思議ではない状況ができあり、結局キリスト教の聖衣をまとった悪魔が、どうどうと神の僕として、何も知らない人々を導くことができるようになったのです。


6.十字架を背負った神の子達

 ニムロデ夫婦と子のニヌス(タンムズ)は、エジプト神話オシリス・イシスと子のホルスにそっくりで、同じくヨセフ夫婦・子のイエスにも似ています。
 ギリシャのカドモス,アドニス,バッカス、メキシコのケツアルコアトル、神ミトラなどの「神の子」は処女から生まれ、人々の罪を贖うために死ぬ運命を背負っていた。
 これは、ノンモがドゴン族に殺された経緯を、何度も繰り返しているのだと考えられます。つまり、人類を救うために死ぬ「救い主たる神」という概念は古代からのものだったのです。
 キリスト教以前の多くの神々の誕生日がなぜ12月25日となっているのか。12月21日~22日、北半球では冬至となり、太陽の力は一年の内で最低になるので、象徴的として太陽は「死んだ」ということになります。そして12月25日頃までに太陽は、その力の絶頂点である夏に向かって再び輝き出すため、それゆえに古代人達は、太陽は12月25日に「生まれる」と考えていました。
 ホルスはエジプト版「神の子たる太陽神」であり、バビロンのタンムズから派生したホルスは後に、イエスの雛形となったと考えられます。

  イエス              ホルス
 -----------------+----------------
  世の光であった          同左
  道であり真理であり命であった   真理であり命であった
  良き羊飼い            同左
  子羊であった           同左
  処女マリアの子          処女イシスの子
  誕生は星によって予兆された    同左
  十二人の弟子が居た        十二人の追従者が居た
  明けの明星            同左
  キリスト             クルスト
  山上でサタンに誘惑された     山上でセトに誘惑された
  死から復活まで三日        同左


 ミトラもディオニュソスもともに、象徴的な太陽神であり、12月25日生まれ、我々の罪を贖うために死んだと言われており、処女から生まれたという。
 一方、十字架については、古代バビロニア人は彼らに文明をもたらした水神(エンキ)の紋章として十字型のマークを使っていた。クリシュナはイエスのように十字架に磔にされた姿で描写されていることもある。ケツアルコアルトは、十字架を背負って海から上がってきたとされています。
 つまり、人類は神を殺したことを思い出させ、人類を完全に支配するために悪魔は何度も人類の救世主を出現させていたのです。



参考文献:
「知られざるフリーメーソン」      中公文庫  S・ナイト
「極北に封印された地底神の謎」     ムーブック 北 周一郎
「契約の柩」              徳間書店  林陽訳
[エメラルド タブレット]霞ヶ関書房 アトランティス人 トート

以上

⇒(27-aa.地下に潜む魔神達へ)
⇒(27-a6.モントーク計画へ)
⇒(27-a3.神々と巨人族へ)