27-ac.太陽活動とマヤの予言





 参考文献としては、[太陽活動と景気 日経ビジネス][マヤの予言 凱風社]を用いました。
 この本は、太陽活動と、株価、投資、婚姻、死亡、誕生、入院、疾病、穀物、英雄、大恐慌、餓死、諸々の関連を述べており、その中に、太陽の磁気活動により、体液の粘度が高くなり、細胞膜の活動が鈍る、心臓に負担が掛かり、精神病も増える。太陽の輝度が増すと、結婚や死亡が多くなるデータがありました。非常に興味深い本です。やはり、太陽磁場が二極だったのが、四極に移行し、そのマヤの周期外の磁場変動で生命体だけではなく、地球磁場も影響を受けているのだと思います。だから、細胞膜を正常化するようなデオキシ・オイルのようなものが有効なのかも知れません。つまり、磁気変動や太陽輝度変動に敏感な人ほどです。
 太陽周期には、エルニーニョなどの約3年周期、黒点増減の約11年周期、太陽磁極の約22年周期、約52年周期など、もっと長期もあります。つまり、太陽活動の循環と共に、人類を含む生命活動、及び地球には周期がある。毎回同じことの繰り返しではないが、歴史は繰り返すの格言は嘘ではない。だから、この視点からもマルクス理論は誤りだし、現在の経済・政治・社会学は、再構築が必要になる。
 それから、太陽の四極磁場について、これまでと違った視点からの探求してみたいと思います。それは、S波を削減する為に考案した方法だったのですが、実際に先生の側で試した所、先生が気持ち悪いとおっしゃったので、悪用されることを恐れて、思い出さないようにしていました。
 透明の1M程の円筒パイプに、二~三個の磁石を、互いに反発するように入れました。そうすると、互いに反発し合うので、垂直に立てると、上の二個が中空に浮いた状態になります。
 反発し合う磁場は、スカラー状態なので、これを振動させることで、周囲のS波を吸収し、消去できるかも知れないと、二人で考えました。
 つまり、反発し合う磁石を上下に振動させると、振動しますが、かなり長い時間振動します。そして、この振動数でスカラー波が発生し、周囲に伝わります。
 太陽の四極磁場は、二個の棒磁石が上下に反発する方向に向かい合った状況ですから、もし二個の磁石が上下に振動すれば、その振動(伸び縮み)のスカラー波が発生し、日光に乗って太陽系に拡散して行きます。
 勿論、地球に吸収されて、核の上下方向の振動へ、生命体にも生命体の重心を中心として、スカラー波が振動を繰り返します。
 この波動はこれまで人類が経験したことの無い波動で、新たに追加された波動です。一説には、人体の臓器や脳の機能は太陽系惑星の数に相当するとか、言われています。この波動がどのように太陽系や生命体へ影響するのか、考えてみたいと思います。
 さて、太陽の表面はガス体なので、極磁場は37日の自転周期、赤道の磁場は26日の自転周期です。この周期の最小公倍数の周期から、黒点の11.1年周期が導かれます。更に、この太陽磁場の周期と360日の最小公倍数の周期から、52年周期と、約3700年の周期が導かれます。つまり、一つはユダヤ教でも使われている特赦の年月で、もう一つはニビル星の公転周期です。尚、この360日は地球の公転周期ではなく、太陽中心磁場を太陽が公転する周期です。
 このように、太陽の磁場と太陽の公転周期から、マヤ暦で使われている基本数値が出てくるだけではなく、ニビル星の周期や52年なども出てくることから、マヤ人に限らず古代人は、アヌンナキの太陽を中心とする暦を知っていたようです。そして、この太陽活動の変動が、地震や天候不順や人間争乱や生死や景気までにも影響することを、当然知っており、繰り返される災害に神官たちは懸命に対処していた。
 ところが、一つの太陽の時代が終わるとき、大災害から人類が滅びるという恐怖心を植え付け、第四の太陽の時代が終わらないように、人身御供を捧げるようにサタン・ダビデがトルテカ人とアステカ人を悪魔教で支配した。だが元々の原マヤ文明は、マルドウク(第三代ヤハウエ)の弟トートによる高度な文明で、精神性も高かった。
 もし、動物や植物と太陽活動の統計を取れば、非常に綺麗な関連になることでしょう。しかし、人類は生命体として太陽活動のリズムを持ってはいるが、悪魔教や共産主義などの影響を受けカーブは乱れている。だから、人類は大自然のリズムに同調する事を前提として、歪んだカーブの分だけ、つまり知性を持つが故に、正法が必要なのだと思いました。人類が隣人と大自然と共存共栄するには「愛・義・信義」が必要なのだと! (2013/09/03)

 マヤ暦は太陽だけではなく、金星や月の周期も取り入れている。
 月が出現するのは、ティアマトにニビル星の衛星が衝突し、地球と月が誕生したときからです。その時から始まる暦は、金星の誕生により狂ってくる。つまり、ニビル星の太陽への接近時に、その彗星が木星に飛び込み、反動で木星から金星が飛び出した。金星は火星や地球に大接近し、火星を赤く染め、ノアの大洪水をももたらした。この時点で、新たに金星を含めた暦が必要になる。これが現代まで続いてきたマヤ暦だろう。その時、月が地球から遠ざかり、ニビル星の飛来により、月を元の位置に戻したと「天地創造神話」は伝えている。
 ■ノアの大洪水で、地球の公転周期が360日から365日に変化した
 今後地球の公転軌道が移動したとしても、目視できる金星と地球の合を観測・計算(360日の合は576日、365日の合は584日で、公倍数3万368年となる。)することで、正しい時間をカウントできるというわけです。加えて、オシリス神話で神トートが「月」から5日間を勝ち取る話が出てきます。これは月が遠くなった後1年が360日から365日に5日間増えていることを表しているのかもしれません。「月」は賭に負けて遠ざかり、地球ほ5日間を勝ち取ったとなると思います。
 そして、自転軸は前回のハドソン湾から、現在の北極点に移動した。北極点の移動は、少なくとも過去3回起きている。だから、ノアの大洪水程度の大激変がもう2回起きていることになる。
 海に沈んだと語られるアトランティス伝承の出所は、プラトンの先祖ソロンが古代エジプトの神官と交わした会話であることを思い出してほしいのです。プラトンは、そのやりとりを『ティマイオス』でエジプトの神官は次のように伝えています。他にも『法律 第一部 第三巻』でも同様のことを伝えている。
「あなたがたはみな心が若く、古い伝統に根差した信条も、年を経た由緒ある知識も持ちあわせていない。その理由は、こうだ……あなたや他の人にとって、文明に必要な文字や、他のものは発達したばかりだ。そういうときに、洪水という天罰が定期的に下されて、字も読めず、教養もない者だけが生き残る……そこで、あなたがたは子どものように、前の時代に起こったことを全く知らない状態からやり直すことを余儀なくされる……あなたがたは一度の洪水しか記憶していないが、何度もあったのだ……」
 現在、太陽磁場がNSの二極から、四極に変動するということは、太陽の異変からその周期にも変化が起こっている。黒点周期の11年、太陽磁場の22年周期は狂ってきている。つまり、太陽を基準としている現在のマヤ暦は、使えなく成りつつあると云う事でしょう。
 マヤ暦はニビル星人・トートが、純粋なマヤ人に与えた科学と数学です。トートは第三代ヤハウエの弟であり、エンキの生命科学を引き継ぐなど、穏やかで優秀な科学・技術者で、エジプト文明を千年も支えました。彼が与えたマヤ暦は、太陽活動と太陽の自転・公転を基盤とし、太陽系のどの惑星でも利用できるもので、しかも地球の地震・気象・生理・精神への影響までも捉えていることが、やっとその一端を理解できる時がやって来たのです。尚、太陽の赤道放射は四方向(NSNS)に広がっており、ニビル星と同じく、円に十字で表現されている。太陽は生命と正義のシンボルで有り、それを十字架として表現したのでしょう。ニビル星と太陽にどのような関連があるのだろうか。
 この宗教と科学の一致を表現する科学が、そこに在ったのだと思うと、現正法を守護する神々についてその存在の傍証そのものではないでしょうか。そして、2012年にマヤ暦は終わり、新しい第五の太陽の時代が始まった。どのような太陽の時代なのだろうか。
 マヤの第五の時代とは、どういう意味なのかについては[5-6章.太陽系創造神話と国産み神話 7.アステカ族の神話:4つの太陽の時代]に詳述しており、そちらを参考にして下さい。ここでは、二つの参考文献を参照しながら、太陽活動に影響を受け続ける人類の足跡を紹介したいと思います。(2013/09/13)



◇太陽活動とマヤの予言について


 下記[マヤの予言]より太陽活動周期やマヤの歴史について抜粋し、それに個人見解を加えました。尚、本書では360日は地球の公転周期とされていますが、じつは太陽系中心磁場を公転する太陽の公転周期だとしています。詳細は[アステカ族の神話:4つの太陽の時代]を参照下さい。それでは、太陽活動の基本リズムについてご紹介致しましょう。


1.太陽活動とバイオリズムを概観する

 太陽の磁場は通常、地球と同じく両極方向に磁極があります。それと、赤道上にNSNSの二周期の磁場が存在しており、太陽の自転に応じて地球に磁場や太陽風の影響を与えています。太陽活動の地球への影響について記述しているのが、図112です。太陽のNSNS象限に応じて、地球への総合放射特性(地球の自転、傾きなどが勘案されている)、及び、占星術との関連(プラス方向の1と3の時に受胎した子供は積極的で、2と4の時は内向的)が明らかにされています。
  
  
 

 太陽から地球にやってくる放射は、何も邪魔がなければ、図122のcの状態です。
 しかし、太陽からの放射が地球に到達する前に、核惑星により遮断されたり、反射されたりすることで、地球への影響が惑星の配置により変わってくる。その様子を図122は表しています。その影響については占星術の本に譲るとします(受胎したときに環境を支配している磁場のパターンを刻み込まれ、これが誕生時の占星学的なタイプを決定すると云う)。
    

 図132は太陽活動とホルモンやペプチッドについての説明です。太陽活動の磁場変動や太陽風による影響を、臓器や脳内部位が感じ取り、その影響が心身共に現れます。そのことは、28日周期のバイオリズムにも現れています。太陽の赤道自転周期は約26日で、地球の自転を勘案すると、地球から見て太陽の赤道自転周期は約28日となり、バイオリズムとぴったりなのです。詳細は、[太陽活動と景気]を参照。
 



2.太陽黒点周期

 一九八八年、コットレルは理論全体をまとめて『天体発生学-新理論』のタイトルの下に出版した。
 太陽表面はガス体なので、極と赤道で自転周期に違いがあります。太陽の極の自転周期は約37日、赤道上の自転周期は26日です。そこで、赤道と極の磁場が同じ組み合わせになるのは、87.45日で、その度ごとに、赤道磁場が極磁場よりも一回転余分に自転することになる。このように、太陽の自転により太陽の磁力線がねじれよじれることで、黒点は生成され、隣り合った磁場同士のリコネクションに応じて、フレアなどが発生していることが明らかになっている。
 加えて、87.45日は、太陽の公転周期360日の角度にすると、ほぼ90度に相当し、太陽が4象限に分割されている理由も明らかとなる。つまり、太陽エネルギー放射パターンが赤道上で吸放出に都合の良い2波長の共鳴振動(NSNS)であるがゆえに、極と赤道の公転周期が決まっていると言えるのでしょう。そして、水星の公転周期が、87.97日で太陽の黒点周期と共鳴している。
 

 太陽の極の速度(37日)と赤道の速度(26日)と太陽の公転速度(360日)という三つの変数を続一させる方法を考え出した。問題を単純化するために、87.4545日ごとの太陽と地球の磁場を組み合わせたデータをもとにした方程式を用いた。87.4545日ごとに、太陽の極の速度と赤道の速度は、ちょうど周期が重なり、いわば速度差がゼロになるからだ。
 天文学者の観察記録によると、黒点には11.1年の周期があるとされている。太陽磁場が西暦440年から814年にかけて逆転したこと(それまでの3740年間の磁場の方向を基準として)。もう一つは、宇宙線が地球の磁力圏に及ぼす衝撃が、この移行期間中、その前後にくらべて、大きく増大したことである。宇宙線は一般に地球上の生物に有害であるため、宇宙線が増大すると、生物体への害も増大する。
 単純化のために、87.4545日という期間を「一ビット」と呼ぶことにした。8ビット、つまり8×87.4545日(ほほ700日)を「小周期」とした。6小周期(48ビット)で、11.49299年という長い周期になる。不思議なことに、この値は観測による黒点の周期の平均である11.1年に近い。
  
 データを細かく見ると、グラフのパターンは781ビット周期であることに気がついた。6万8302日、187年にあたるこの周期を、コットレルは.「黒点周期」と呼んだ。この長い期間は、97小周期に相当するが、データを慎重に分析すると、このうち92小周期が8ビット、残りが9ビットだった。
 黒点のこのようなふるまいは、初めのうち謎だった。すると、太陽の歪曲ニュートラルシート中性層というものが関係していることがわかった。どんな磁石でもそうだが、太陽の赤道の周りには、二つの磁極が正確に均衡を保つ領域がある。そこでは北極と南極のどちらかが優勢になることがない。この領域は、二つの磁界が宇宙に広がっていく間にできた、薄い中性の層、もしくは界面である。
  

 太陽の磁界には複雑な性質があるために、この層は平坦ではなく、ねじれているという。中性層は67年(黒点周期ごとに一小周期ずつずれていくらしい。したがって、ある特定のシフト・ビットが、97小周期に1小周期ずつずれていって元の位置に戻るためには、97回×187年、つまり1万8229年かかることになる。
 このような、太陽と地球の磁気が相互に作用し合う長い期間には、とくに重要な意味があるようだ。しかし、それは均等には分割できない。19回の黒点周期が3回、20回の黒点周期が2回で、合わせて97になるからだ。
 また、20シフトビット、この136万6040日(3740年)の間に、中性層の磁場の向きは元の向きからことごとく逆転してしまう。二つの時期における波形を重ね、それぞれの磁場の方向を矢印で示した。
 宇宙線の衝撃が増大すると、北緯あるいは南緯10度から20度にかけての赤道地帯に顕著な影響が現れる。この地域では、放射線は地球表面に対して垂直に入射するからだ。太陽の磁場が3740年に一度逆転すると、地球はより多くの宇宙線を浴び、地球磁気圏も影響を受ける(地球の磁場が逆転するときには磁気圏が消えるので、宇宙線は自由に大気圏へ飛び込んでくる…)。
  


 ■マヤの260日
 この260日の期間を、マヤ語ではツオルキンといい、アステカ語ではトナラマトゥルと呼ぶ。「神聖な年」という意味で、出来事を占ったり予言をしたりするうえで、マヤ人にとって何より重要なのです。だから、260日は最も重要な太陽周期で、太陽の自転周期の37日と26日という数字から導かれる。つまり、37日×7自転=259日、26日×10自転=260日となり、極磁場と赤道磁場の関係が最初に戻る。
 ■20進数について
 さて、37日と26日と360日を、統合して使うには、260日と360日の最小公倍数を取ると、2では小さすぎるので、20を使う。これを、一月としたのだ。13ヶ月ごとに、太陽磁場が最初の位置に戻り、18ヶ月で一年と成る。とても使いやすい。
 ■マヤ暦の52年について
 260日と360日が一致する周期が、52年です。ユダヤでも恩赦の年数とされています。
 ■太陽の極磁場の反転について
 太陽の磁極は、約11年で反転し、22年で元に戻る。つまり、黒点の周期を2回転すると元に戻るという性質は、原子核の周囲を自転公転している電子のスピンやメビウスの帯の性質に似ている。つまり、太陽系中心磁場を陽子2個を持つヘリウム原子核に例えれば、太陽は一番エネルギーの低い電子に例えることができて、もう一つの電子(双子の太陽)が同じ軌道を逆スピンで公転しているはずだ。ところが、太陽が太陽系中心磁場を46度傾いて公転しているとすれば、-46度の角度で長楕円軌道を描く双子の片割れの太陽(暗黒太陽)が存在してもおかしくない。その周期が約3700年の太陽周期に相当するのではないだろうか。そういえば、ニビル星の太陽系への帰還周期が3600年とシッチン氏が指摘しているのは、偶然ではないと思う。
 さらに、地球の太陽系中心磁場の公転周期は365日で、太陽の公転周期とほぼ同じなので、互いに共鳴している。つまり、太陽の自転公転周期は、水星と地球の公転周期と共鳴しているのです。このような、太陽活動による電磁場との共鳴が、ボーデの法則という秩序を生み出していることも納得できるように思う。([電磁波の黄金則とボーデの法則]参照)
 もし、太陽が太陽系中心磁場にとって電子のような存在であれば、太陽は太陽系中心磁場によりエネルギーを与えられ、輝いていることになり、恒星とは核融合による能動的な物体ではなく、実は受動的な存在だと云うことです。そして、太陽は、水星や地球にとっては能動的な存在なのです。
  
 ■マヤ人の人生哲学の一旦
 [マヤの予言 凱風社]の著者コットレルが推測するに、マヤ人は、この小世界で起こるいろいろなできごとは大宇宙の一面にすぎず、同様にそれぞれの人間は元をたどれば、同じ「創造」から発した似たような断片なのだと考えていた。この考え方を自己に当てはめれば、それぞれの人間は、唯一者の小さな断片ということになる。つまり、「わたしはあなた」であり「あなたはわたし」という二元的な認識だ(※一元論ではなく、二元論だと云うことに注目して下さい。共産主義の弁証法は否定され、1+1=2以上の発展を可能にする生命原理を踏まえている。)。その縮図が神々の世界だ、とコットレルは考えた。なぜなら、神々は、自然の相反する力を表しているからだ。物理的な地球の性質にしても、人間性にしても、それらはいずれも昼と夜、誕生と死といった相互に補い合う二つの側面に分けられる。だが、このような二元的特質には、それぞれ反村のものに変容する法則がある。夜が否応なく昼となり、昼が夜になるように。また、誕生が死を、死が誕生をみちびくように。善も(度を越せば)ときとして悪となり、悪もまた(苦痛や苦難への嫌悪のあとには)善となる。(※このような人生哲学を持つマヤ人が、人身御供を好むはずはないのです。)
 尚、ククルカン→オルメカ人(原マヤ人)→トルテカ人→アステカ人へと、民族が入れ替わった。




◇太陽活動と人類の活動について  下記[太陽活動と景気 日経ビジネス]より抜粋

 景気循環としてみなされている波動あるいはサイクルには、その周期の長さによって、今のところ次の四つの種類が認められている。尚、…部分は登録者の書き込み。
  ①.短期循環=3~4年周期
  ②.中期循環(主循環)=10~11年周期 …太陽黒点の増減周期
  ③.長期循環=20~22年周期      …太陽の磁気移動の周期 10×2年
  ④.長期波動=50~60年周期      …金星周期

  
     



◇歴史は繰り返す、循環論的な見方

「歴史は繰り返す」という。しかし、この言葉は何となく格言じみていて、専門の歴史学者たちから、それは運命論的すぎる、歴史というのは一回しか生起しないものだ、などと諭されると、それもそうだなと思ってしまう。
 だが、そうはいっても、やはり歴史は周期的に繰り返しているのではないか、と感じざるを得ないような場面にぶつかることも多々ある。現に、一九八〇年代後半の「世界恐慌再来」論議などは、一九二〇年代末と現在の社会が「よく似ている」と感じる人が多いからこそ流行していたといえる。要するに、それは「感じ」としては相当確かなのだが、確たる証拠がないため、あるいはうまく説明する理屈を欠いているため、結局のところ、理屈っぼい学者たちを納得させることができないでいただけなのではないか。
 私は、歴史というものを、単に一回生起的、あるいは非可逆的過程ととらえるのは、あまりにも進化論的発想にとらわれすぎた見方だと思う。
 長期波動・サイクルの概念は、これと反対に、循環論的な見方である。歴史は、ある一定の期間を置いて繰り返すとみる。もちろん、その繰り返し方は、全く前回あるいは前々回と同じというわけではない。しかし、人間社会を取り巻く環境自体に周期的な変動があるとする私の太陽黒点説が正しいとするならば、同様のパターンの繰り返しを強調する長期波動・サイクル的な見方は、十分に合理性をもってくるといえよう。
 そして、人間を含む地球生命の営みが、太陽の活動に循環的にある程度支配されているとすれば、いや支配されているのだから、マルクス主義理論も含め現在の経済・社会・政治理論は再構築を余儀なくされるだろう。もっとも、マルクス理論は人間性を否定する悪魔の思想である事は明らかなのだが。
   



◇景気循環論と物理経済学

 クラークは一八四七年、イギリス経済の過去の軌跡から、10~11年周期と54~55年周期で飢鐘や恐慌が繰り返していることを発見した。彼は、その周期性がきわめて安定していることから、偶発的な出来事の一致だけではこの現象を説明することは、到底できないと考えた。そこでクラークは、こうした経済活動の周期的性格を研究対象とする新しい科学を樹立するべきだと主張し、その新分野を「物理経済学」と命名した。今日の景気循環論の原型である。
 一八七五年の「太陽周期と穀物価格」に始まり、一八八二年の「太陽商業周期」に至る七つの論文において、ジエヴオンズは、太陽の表面上に出現する黒点数の変化にみられる10~11年の太陽活動周期が、気象因子を通して、穀物価格ひいては経済活動全般に10~11年周期の循環を生み出すと説いたのであった。
 「太陽熱と景気」という論文の中で、太陽活動に伴って現れる気象変動に3,6~3.7年の周期があることを発見している。彼は、太陽表面の紅炎現象やインドとアルゼンチンにおける地上気圧の変動などからこの周期を抽出したのだが、この気象変動が景気にも影響し、景気にもやはり3,6~3.7年程度の周期ができると考えた。エルニーニョ現象は、太陽物理学者の吉村宏和・東大准教授も、それが「熱源現象」であるため、「太陽輻射熱」の変化によって影響されることを非常に強く示唆している。いずれにせよ、エルニーニョ・サイクルは短期サイクルに影響を及ぼしている可能性がかなり大である。
 ところが、太陽活動との対応関係からみて、アメリカの中期循環・サイクルが太陽黒点の“変化”(水準に先行する)に左右され、日本のそれは黒点の“水準”に支配されるからだといえそうである。実際に、太陽黒点数の前年差とアメリカの生産の前年比とを比べ、一年だけ生産の前年比系列を先行させて描くと、密接な順相関関係が浮かび上がる。前述のように、これと同様の現象は、気象にも生じており、一般に北米大陸の気温変化は東アジア地域のそれよりも二年程度早く起こる傾向があるが、両者ともその基本周期は11年とされている。



◇磁極からみた太陽活動「長期循環サイクル」

 太陽黒点数が10~11年で循環しているが、磁極からいえば、S極からN極へ、あるいはN極からS極へと半回転しているにすぎない。S極から出発してN極へ行くのに11年、N極からS極に戻るまでにさらに11年で、一回転するまでに平均22年かかる
 1980年に、アメリカの国民所得成長率や一次産品価格の変動率、アメリカ・中西部の穀倉地帯での降雨量が、22年ぐらいの周期的変動率があることが発見されている。
   



◇太陽活動の55年周期「長期波動サイクル」

 カスピ海の水位の変動などに50年から60年の周期が認められ、アルプスの氷河の変動にも同じような周期が認められる。つまり、地球全体の寒冷化、温暖化の周期といってよいのである。実際、世界の平均気温の推移をみると、50年から60年の周期が認められる。
 一七八〇年代以降のヨーロッパの飢饉と経済的パニックの過去の動きを分析から、10年から11年の周期があることが発見されている。この周期の中でもとくに大きな飢饉と商業恐慌は54年の周期性をもっている。
 長期波動・サイクルは通常約五五年の周期性をもつといわれるが、気候変動の最大の要因とみられる太陽活動にも、吉村サイクルと呼ばれる五五年のグランド・サイクルの存在が一九七〇年代末頃に発見されている。これに見合って、地球上でも、グリーンランドの万年雪中の同位体酸素濃度の存在量から五七年周期が見いだされるほか、イギリスの降水量、ナイル河の洪水等から五五年周期が検出されている。また、東京の九月の降水量の積算曲線から約五五年、それにイギリスのキュウ気象台観測の雨量の経年変化から約五〇年の周期的なリズムが検出されている。



◇太陽黒点説の理論化

 次の三つの解釈が可能であると考える。
 第一は、太陽活動が地上の気温や降水量を左右し、こうした気象条件の変化を通じて、農林水産物の供給に影響(たとえば気温上昇↓豊作)を与え、その価格を循環的に変化させ、その作用が経済全般に及んでいく、という解釈である。
   
 第二の理論的可能性は、寒暖の変化による需要側の反応がポイントとなる。すなわち、太陽活動にともなう周期的な気温の変化は、人間の食物摂取量やエネルギー使用量に少なからず影響を与えるため、世界的規模での需要変動をひき起こす可能性がある。ガスは、気温が1℃下がっただけで、1日当たり1〇〇万立方の需要が増加し、灯油の消費量は1〇〇万KL増えるというアメリカの調査結果があるが、食物摂取量も気温が低いほど増える傾向が認められている。また、住宅や衣料に対する需要も、寒いほど高度化するはずである。
 もう一つの理論的可能性として、強調しておかねばならないことは、太陽活動の変化は、地殻変動を含む地球上のあらゆる有・無機物に影響を与えるのであって、人間の生理的・心理的行動もけっしてその例外ではありえないという点である。
 地球の大気や地球外環境の物理的・化学的変化が植物・動物・人類という生物体に及ぼす影響を研究対象とする学問は、「生気象学」と呼ばれ、一九五〇年代以降、急速に発展してきている。
 また、特に磁場を通ずる太陽活動と人体の生理的変化との関係については、近年、「磁気生物学」の分野で進められている地磁気変化と心臓病・精神病との相関の研究等、多くの臨床的実証が掟示されている。



◇太陽活動と様々な現象

 このように、長期的にみれば、例えばマウンダー・ミニマムのような無黒点期には、太陽活動がやはり衰えて太陽の明るさは減少し、その結果として、地球上の気温が下がっていたのだという解釈が妥当であると考えてよい。もしも、太陽活動の低い期間に太陽の明るさが増すとしたら、マウンダー・ミニマムの解釈は全く不可能となってしまう。
 いずれにしても、黒点群で代表される太陽活動と太陽の輝度との関係が、長期と短期とで逆転するというのは、不思議ではあるが、現実に発生しているようだ。だが、その逆転がなぜ起こるのかについては、残念ながらまだほとんど解明されていないのである。
 太陽定数(太陽の輝度)が変化すれば、地球の気候が大きく変わることは確かである。だが、現在においてもなお、太陽活動が気候変動の支配的な要因であるかどうかについて気象学者の間で論争が絶えないのは、太陽活動の尺度である黒点数の変化が、必ずしも太陽定数の有意な量的変化を伴っていることが確証されていないことによる。
   
 しかし、黒点数が増えるときフレアと呼ばれる太陽面の爆発が活発化する事実がある。これに伴って地球に降り注ぐ紫外線が強くなるほか、高速の帯電粒子流が地球に到達して地磁気に作用を与え、極地方でオーロラを発生させたり、上層大気を撹乱したりすることも、よく知られた観測事実である。
 こうしたことから、気象学者間の対立は残るものの、近年では気候変動の原因として、太陽活動が重視される傾向が強まっている。そして、最近では、デンマークの宇宙線物理学者ヘンリク・スペンスマルクによって、太陽活動と逆相関して増減する地球に降り注ぐ宇宙線の量が、太陽黒点数が減る際には増大し、地球の大気上層に広がる雲の生成に関与しているとの説が唱えられた。雲量の増大(減少)は、日光の流入を阻害(促進)して地球の気温を押し下げ(押し上げ)ることになる。このようにして、太陽活動と気象との関係は、非常に密接であるといえる。第5章でも業績の一端を紹介した、東京工業大学大学院理工学研究科の丸山茂徳教授によれば、地球の表面の約五〇%を覆っている雲の量が一%減少すると、地球の気温も1度低下するという。
  

 太陽黒点数は、北極寒気団の勢力及び北半球の平均気湿と正の相関をもっており、また北半球の偏西風の風速と逆相関の関係にあることがみてとれる。
   

  これは一八七〇年にドイツの気象学者ケッペンが示したものであるが、彼は「地球上の気温が黒点周期と同じく一一年周期をもっている」ことを実証した。ケッペンによると、この一一年周期は熱帯で最もはっきりあらわれ、黒点の極小期には気温が高くなり、極小年は極大年よりもほぼ0.6%高いのだが、逆に、高緯度地方では、極大年に気温が高くなるという。
 このように、太陽活動の地球の気候への影響は、地球上のすべての地域に全く同時に同じ現象を起こすのではなくて、あるきまった大気の流れが11年周期で、地域的なタイム・ラグを伴いながら進行すると考えられるのである。このことから、東京とニューヨークの気温の逆相関は、太陽黒点説の当然の帰結といえるわけである。
   

 例えば、東北地方の年平均気温と太陽黒点との相関をみると、逆位相で変化しているが、黒点活動の振幅が次第に増大すると、同位相で変化する。またイギリスにおける地中温度と黒点周期とを比較すると、黒点活動が大振幅のときは同位相、小振幅のときは、逆位相を示している。「相関の逆転」と呼ばれる現象は、世界各地のいろいろなケースについてみられ、このことが、太陽黒点と気象との関係の議論をしばしば混乱させたり、困難にさせたりしている(例えば、相関が逆転する二つの時系列を長期にわたり数量的に相関係数をとると、見かけ上は無相関となってしまう可能性がある)。
   
   

 図5-17は、イギリスの電気技師による、イギリスにおける電光の指数と太陽黒点との対応であるが、これもよく一致している。アメリカの気象学者ロバートらの研究によると、磁気嵐の発生で太平洋東部の高緯度地方で気圧の谷が深まるという事実がある。これは、磁気嵐のとき帯電粒子流が高緯度地方に流入してきて、対流圏の上部において氷の結晶がつくられ、これによって巻雲が発生すると、上層の大気が撹乱され気圧の谷が深まるというわけである。黒点数と日本の冷害の発生率では、黒点の極小期のときに冷害が発生しやすい。
 以上のように、太陽活動と気象との関係は極めて密接であることがわかる。この他、台風や干ばつや冷害、さらに火山活動や地震の発生と太陽黒点との関係も非常に密接であることも、多くの研究者によって指摘されている。たとえば、黒点の極小期の前後には火山活動や地震が多いのである。過去の例でいえば、一九二三年の関東大震災とか、メキシコ地震、コロンビア火山爆発、アラスカ火山爆発、さらに三原山大噴火、阪神・淡路大震災など、火山活動や地震活動が黒点と逆相関しているということは、よくいわれている。ただし、その理由はよくわかってはいない。(※黒点周期に同調して、東京-パリ、ワシントン-パリ間の距離が逆相関となっている。これは、当然だが、地震や噴火や気象変動を起こす要因である。登録者)
   

 ストイコによると、一九二〇年から四二年にかけて、バリー東京間とバリーワシントン間の距離(経度)を計測したところ、その軌跡が、一九二三年と三三年を谷とし、一九二八年と三七年を山とする当該期間の太陽黒点サイクルときれいに連動する11年周期を描いて変動したという。これが仮に事実とすれば、火山噴火や地震活動の周期的反復の原因を解明する重大な発見といえよう
 また、これはまだ週刊誌による報道のレベルではあるが、東京工業大学の丸山教授は、太陽黒点極小期に増える宇宙線が、地下数十メートル程度の浅い部分に透過して、マグマや地下水に影響を与え、地殻の中の流体が急速に動き、その付近にある断層を刺激し、いわゆる「浅発地震」を引き起こすという新理論を提唱している。
   

 数万年から百年程度までの長期については、太陽活動が気候を変化させ、ひいては地球上の人類社会の生活、文明にも影響を及ぼしている可能性はすこぶる大きい





◇太陽活動と人間の生理

 一九五〇年代にマックス・プランク研究所は、渡り鳥の観察から、鳥がその体内に時計に似たメカニズムをもち、太陽活動に合わせて絶えず修正しているという事実を発見して以来、生物学に「時間生物学」というフィールドが生まれ、これにすでに旧ソ連(以下、ロシア)で盛んであった「太陽生物学」が加わり、またそれらに触発された形で「磁気生物学」という新たなフロンティアが切り拓かれることになった。また、医学の分野では、地球大気や地球外環境の物理的、化学的変化が人間の健康に多大な影響を及ぼすことを重くみる「生気象医学」も発展してきている。
 一九〇三年のノーベル化学賞受賞者アレニウスは、気管支炎の周期的発作や、出生率や死亡率の周期的変化に関するデータを研究した。婦人の月経周期がほぼ太陰の周期に等しいことに注目し、また、癲癇の周期的発生に着目した。そして、これら人体の生理的変化と大気中の電気量とが明らかに相関をもっていることを発見した。さらに、一七六四年から一九〇〇年に至るペテルブルグ、一八〇〇年から一九〇〇年にかけてのロシアの総死亡率を分析し、それらが太陽黒点周期と一致していることを見いだした。また彼は、ペストをはじめ、コレラ、インフルエンザ、回帰熱、脳脊髄膜炎、ジフテリヤその他の伝染病、それに病害虫といったものが、いずれも太陽活動と驚くほど対応していることを発見した。
 チジェフスキーは、ペストの流行は六世紀以来、太陽黒点が最少のときに比べて最多のときには、約二倍も多く生じていると主張した。そして彼は、動物の血液、リンパ液、原形質等のコロイド電気変化が、太陽活動の変化やバクテリアの成長と平行関係にあることを突きとめた。こうした研究の延長線上で、後に、太陽活動の最盛期の年には、ジフテリア菌の毒性が減少し、あたかも無害なバクテリアのようになってしまうことも発見された。
   
   
   

 ロシアのペテルスブルグ市とスヴエルドロフスク市における救急車の出動記録によれば、太陽活動が活発な日には、静穏な日に比べて、心筋梗塞と狭心症の発作が約二〇%多い。また、ロシアのいくつかの都市の病院における多数のカルテを統計的に処理した結果、入院患者数は、太陽活動が盛んになる時期に増加していた。
 一九二〇年に、フランスの医師は、磁気嵐がアメリカの電話回線に故障を起こしている事実に着目して、電話障害が生じるときにちょうど、彼の患者が最も切実に彼を求めるという新事実を見いだした。
 やはりフランスの医師と天文学者ヴアロの二人は二六七日の期間をとり、心筋梗塞や卒中発作などが、黒点が太陽の中央子午線を通過したときに、八四%の確率で起こることを明らかにした。
 都市について自動車事故を集計、分析して、黒点の数が最大に達した七月七日に、事故件数も最大に達したと発表した。
 二人のドイツ人研究者は、五〇年ほど前に、黒点、磁気嵐オーロラといった太陽活動と人間の自殺との関係について、太陽活動が特に活発な日には自殺が約八%増加することを見いだした。
 一九六三年、アメリカの整形外科医は、精神病院への入院が太陽フレアと相関していることを見いだした。後に彼は、地磁気の乱れと入院中の精神病患者の行動の乱れとの間に、相関を見いだした。さらに、磁場や宇宙線の放射量が変化すると、患者の反応時間や課題遂行にも影響があらわれることを報告した。
 ドイツのR・ライターは、二年間にわたり三六万二〇〇〇件の産業事故を分析し、ELF波の乱れた日に、20~25%事故が増加することを発見した。
 一九五〇年代にドイツのケニッヒが行った実験によると、太陽磁気エネルギーは、超低周波の領域にあるが、人間の脳波の波調もこの領域にある。一九五三年、ケニッヒは、ミュンヘンで七一日間にわたり行われた交通博覧会で、観客五万三〇〇〇名に簡単なテストを行い、その反応速度を調べた。この博覧会の期間中には太陽活動に伴うELF波の極大期と極小期があったが、人々の反応は、極大の日に著しく遅くなる傾向が見いだされた
 多くの心筋梗塞の臨床研究から、この病気の患者は、地磁気活動度の高い日に増加する傾向がはっきりと示されているわけだが、このようなことは、眼の病気、特に緑内障、腎臓病、胃潰瘍、てんかん、それにリューマチにもみられ地磁気の撹乱の日には、心拍数が乱れることが認められている
 また、中枢及び末梢神経系への地磁気の効果としては、精神病や神経反応との関係が調べられている。太陽活動や地磁気撹乱は、ヒトの精神活動を乱すことが知られており、精神分裂病の患者数は、約一〇年の周期的変化を繰り返していることがわかっている。
   

 太陽活動、磁場、宇宙線の変化がどのように生体に影響しているかのメカニズムに関して、めざましい研究成果をあげたのは、イタリア、フローレンス大学物理化学研究所のピッカルディであった。彼は、無機コロイド(酸塩化蒼鉛)の物理・化学的状態について研究し、太陽活動の変化に伴って、コロイド溶液の沈澱率が変化することを発見した。
 ピッカルディは、一〇年間、毎日、沈澱率について検査を行い、太陽黒点の爆発の生起、それに太陽黒点周期と沈澱率とを比較したのだが、銅のスクリーンで溶液がシールドされると、その効果は抑制された。ピッカルディは、この現象がELF波を原因として起きるのではないかと推論した。
 人体に対する放射線の直接的影響については、一九五一年に東邦医科大学によって実証的な研究がなされた。すでにそれ以前にも一九三五年に、日本の科学者たちは、人間の血液凝固速度が太陽活動と関係していることを見いだし、太陽黒点が太陽の中央子午線を通過するとき、血液凝固速度は二倍以上に高まったと報告している。
 血液中のアルブミン水準を検査する指標である「高田反応指標」が太陽活動の変化により変動することを発見した。アルブミンは、血液の凝固を促進する有機コロイドである。彼は、飛行機内、鉱山縦坑の底、皆既日食中などで実験を行い、太陽活動の影響がより直接的な高度の上空では被験者の反応指標は著しく高まり、鉱山の底や日食中など、太陽光線が月によって阻まれたときには低下することを見いだした。また、太陽黒点が地球と対面するときには、それは最大となった
 そして高田は、Ⅹ線やガンマー線の影響力は小さく、太陽放射線のみが劇的な影響を与えることを、その指標が日の出直前に高まるという事実により実証している(※気候は日の出直前が最も有効で、マイナスイオンが一番多いからとされている。登録者)。
 こうした線に沿って、ロシアの血液学者Aは、一九六〇年、太陽活動が白血球細胞の型に影響を与えることを実証した。彼は、黒海地方の住民についての一二万にも及ぶ測定例から、白血球減少症の発生率が、一九五九年のような激しい太陽爆発(太陽フレア)のあったときには、倍以上の13%から29%に高まることを見いだした。
 以上のような諸現象の理論的解釈については、ロシアの太陽生物学者が次のように述べている。
「そういった現象がみられるのは、地球磁場が血管の浸透性を急変させるからである。この変化は、“魔法”の物質-水-への影響を通してもたらされる。細胞膜の水分子に起きる変化が関係しているようだ」(※ある程度なら霊体でも可能です。天上界から、登録者 2013/09/02。)

   

 高橋氏が11年周期を検出した日本の人口増加率については、さらにその原因とみられる婚姻件数の増加率も、同様の周期性をもっているようである。図7-15は、私が一九六二年~八五年の期間で比較した太陽黒点数と日本の婚姻件数の変化である。図から明らかなように、結婚は黒点数の多いときに盛り上がり、黒点数の少ないときに低調となる傾向があるといえる。
   



◇大恐慌の中期循環・サイクルと株価

 一九二〇~三〇年代、すなわち大恐慌期のアメリカ経済の中期循環・サイクル的推移を太陽黒点数と対照させたものである。貨幣量と実質GNPとは、一九二八-二九年に山を迎えてから急速に下降過程に入り、一九三三年に谷をつけている。太陽黒点数もこの時期、そっくりの動きをみせている。黒点は一九二八年に山に達してから、一九三三年に谷を記録しているのである。当然のことに株価についても言える。
 日本の株価についても、1900年以降、平均約10年周期で繰り返されている。これを太陽黒点と対比させると約一年の遅れで、基本的には一致している。
   

 さらに、アメリカの実質経済成長率の長期波動を、太陽の輝度(明るさ)指標の推移と対照させたものだが、きれいな逆相関がみられる上、大恐慌時における輝度の鋭角的な上昇が印象的である。また、これとほぼ同様の関係は、実質金利との間にもみられる。私は、これだけの良好な関係が、単なる偶然によって発生しているとは、どうしても思われない。
   
   

 長期波動・サイクルの四つのピークを求めてみると、大変興味深い事実につき当たる。それは、以上で紹介した資源危機論のほとんどが、長期波動・サイクルの上昇局面の、とりわけピークのやや手前あたりで出現していることである。この事実の指摘は、何も私が初めてではなく、ハイエク理論再検討の論文を原点にして、篠原三代平名誉教授が“経済理論のロング・サイクル”という画期的なアイデアを提示されている。
   


 ■偉人の周期
 ちょっと信じられないことだが、ロシアの科学者は、次のような実証研究結果を報告している。すなわち、偉人の出生率に及ぼす太陽活動のリズムの影響というテーマで、最近の四〇〇年間のすべての偉人の生年月日を、百科事典から拾い出し、これらを統計的に処理するという作業を行った。すると、彼らが抽出した偉人の誕生曲線の山の部分が一定の周期で出現してきた。四〇〇年間に十八の山が現れ、その周期は何と平均22.7年であったという。
 ■太陽四極磁場と神々の予言(フォトンベルト)についての考察
     ⇒(27-ad.太陽四極磁場と予言)



⇒(27-ab.太陽の磁気反転)
⇒(27-a4.フレアと磁気へ)
⇒(27-09.フレアと地震論考)
⇒(27-ad.太陽四極磁場と予言)
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