失われたエンキの記憶:第6粘土板要約



(第6粘土板の要約)
 懐疑的な指導者たちにエンキは秘密を明かす「アブズにはアヌンナキに似た野生の生き物が歩き回っている。アヌンナキの生命の要素でその生き物の要素を増大させることにより、知的な原始労働者へ品質改良できる。」。
 創造は「全ての始まりの父」に属している、エンリルは叫んだ。私達は現存の生き物に私達の写しを与えるだけである、ニンマは論じた。生き残るために金をとても必要としている、指導者たちは是と票決した。
 エンキ、ニンマ、そしてエンキの息子ニンギシュジッダは実験を開始した。多くの失敗の後、完全体Adamu(アダム)が得られる。ニンマは意気揚々と叫んだ“この手でやり遂げたわ!”。彼女はその功績のゆえにNinti(ニンティ)‐「生命の婦人」‐と改名された。
 エンキの配偶者ニンキは、地球人の女性Ti-Amat(ティ・アマト)の形成を援助する。混血の地球人たちは交尾するが子供を産めない。ニンギシュジッダは彼らの生命の木に2つの要素の枝を付け加える。エンリルは、是認できないその出来事に気付いて、地球人たちを追放する。

(本文)
 「原始労働者を創造しよう、我々の生命の要素の目印で彼を造ろう!」と、そうエンキは指導者たちに言った。「我々が必要とする生き物は、既に存在している!」と、エンキは彼らにアブズの秘密を明かした。他の指導者たちは驚きながらエンキの言葉に耳を傾け、その言葉に彼らは魅了された。アブズにいるその生き物は2本足で直立歩行する、彼らは前足を腕のように使い、彼らは手を与えられていると、エンキは言った。ステップの動物たちの中で彼らは生活している。彼らは服を着るということを知らない、彼らは口で植物を食べ、湖や天然の水路の水を飲む。彼らは体全体がもじゃもじゃした毛で覆われ、頭の毛はライオンのようで、彼らはガゼルと競争し、水にたくさんいる生き物を喜ぶ!指導者たちはエンキの言葉に驚きながら耳を傾けた。そういう生き物はエディンでは見たことがない!エンリルは、不信の思いで、言った。ニビルでは測り知れないほど昔、私達の先祖もそのようであったかも知れない!ニンマは言った。それは人間のような生き物であって、獣ではない!ニンマは言った。それは感動的な光景に違いない!
 「生命の家」へエンキは彼らを導いき、強力な檻の中にその生き物が何匹か居た。エンキとその他の人々を見ると彼らは跳び上がった、拳で檻の棒を殴った。彼らは唸ったり鼻を鳴らしたりしたが、言葉は喋らなかった。彼らは雄と雌である、エンキは言った。男性性器と女性性器を彼らは持っている、ニビルからやって来た我々同様、彼らも繁殖する。息子のニンギシュジッダが「形成要素」を試験して見たが、それは我々に似ている、2匹の蛇のようにそれは絡み合っているので、我々の生命の要素と彼らのそれとを組み合わせると、我々の目印が彼らの上に載り、原始労働者が創造されるだろう!我々の命令を彼は理解するだろう、我々の道具を彼は扱い、発掘(場所)で重労働を行うだろう、アブズのアヌンナキに救いがもたらされる、そうエンキは情熱を持って語った、興奮しながら彼は語った。
 エンリルはその言葉を聞いて躊躇した。これは重大事件だ。我々の惑星では、奴隷制はずっと昔に廃止された、道具が奴隷であって、他の生き物ではない今までに存在しなかった新しい生き物を、あなたは存在させようとしているが、創造は「全ての始まりの父」の手中にのみある、そうエンリルは厳しく反対して言った。
 エンキは彼の兄弟に応えた。奴隷ではない、援助者が私の計画だ!その生き物は既に存在している!ニンマは言った。その計画は能力を付加することです。新しい生き物ではなく、既に存在しているものを我々の姿に近づけることだ、エンキは説得力を持って語った。僅かの変更でそれは達成できる、我々の生命の要素が1滴必要なだけだ!
 これは重大な事だ、私は気に入らない!エンリルは言った。これは惑星から惑星への旅行規則に反する、地球へ来る者の規則によってそれは禁じられている(※ニビル星人以外に惑星旅行者が居て、彼等と規約を結んでいることが分かる。)。金を得るのが我々の目的、「全ての始まりの父」に置き換わるのが(我々の)目的ではないとエンリルがこのように話した後、ニンマ兄エンリルに言った『「全ての始まりの父」は私たちに智恵と理解力を与えて下さいました、どういう目的のために私達はこのように完全なものとされたのですか、それを最大限に活用するためではないのですか?「全ての創造者」は私達の生命の要素を智恵と理解力で満たして下さいました、私達のできる範囲でそれを‐それが何であれ‐使うこと、それが私達の運命なのではないでしょうか?』、そうニンマは彼女の兄エンリルに言った。
 「生命の要素に付与されているものによって、私達は道具や戦車を完成したのです、山々を恐怖の兵器によって私達は粉砕し、空を金で癒しているのです!」そうニヌルタは彼に命を授けてくれた母親に言った。「智恵で新しい道具を作りましょう、新しい生き物を創造するのではなく、奴隷によってではなく、新しい装置により、重労働から開放されましょう!理解力が私たちを導いてくれる所、それが私達の行くべき運命です!」そうニンギシュジッダは言った。エンキとニンマに彼は賛成だった。私達の知識、それが何であれ、その使用を妨げることはできません、ニンギシュジッダは言った。
 運命は変更できない、最初から終わりまでそれは決まっている。彼らにエンリルはそのように言った。(神によって定められた)運命なのだろうか、それとも(悪い結果が待っている)宿命なのだろうか、我々をこの惑星に導き、海から得た金で金箔を作るのは、アヌンナキの英雄たちを苛酷な発掘の仕事につけ、原始労働者を創造する計画を立てることは?親類の皆さん、それが問題だ!このようにエンリルは、重々しく語った。(神によって定められた)運命なのだろうか、それとも(悪い結果が待っている)宿命なのだろうか?それを決定する必要がある。それは最初から(神又は運命により)定められている事なのだろうか、それとも私たちが選ぶべき事なのだろうか?彼らはその件をアヌに尋ねることにした。アヌは御前会議にその件を提出した。激しい話し合いが長時間続いた、命と死、運命と宿命に関する言葉が話された。金を得る方法が他にあるだろうか?生存が危機に瀕している!金を得なければならないのであれば、その生き物を形作るように御前会議は決定した。
 アヌに惑星間旅行の規則を破棄させよう、ニビルを救おう!アヌの宮殿から決定が地球へ発信され、それをエンキは喜んだ。ニンマを私の援助者にしよう、彼女はその件を良く理解している!そうエンキは言った。彼はニンマを渇望しながら見つめた。そうあれかし、ニンマは言った。そうあれかし、エンリルは言った。エンヌギによりその決定がアブズのアヌンナキに発表され、その生き物が実現されるまで、喜びを持って仕事に戻らなければならないのだが、失望があり、反乱はなかった。そして苛酷な労働にアヌンナキは戻った。
 アブズの「生命の家」では、その生き物の造り方についてエンキはニンマに説明した。木々の間のある場所へ彼はニンマを導いた、檻のある所だった。檻の中に奇妙な生物がいた、それに似た野生の生物を見た人は誰もいなかった。ある種の(生物の)前部を彼らは有している、別の生物の後部を彼らは持っている。生命要素により2種類のものが組み合わされた生き物をエンキはニンマに見せた。「生命の家」へ彼らは戻り、明るく輝いている清潔な場所へ彼らは彼女を導いた。その清潔な場所でニンギシュジッダはニンマに生命要素の秘密を説明した。2種類の生命要素をどうすれば組み合わせられるか、彼は彼女に示した。木の檻の生き物は奇妙すぎる、怪物だわ!ニンマは言った。本当にそうだ、エンキは応えた。完成体を実現するには、あなたが必要だ。生命要素をどのように組み合わせるか、これをどのくらい、それをどのくらい合わせるか、どの子宮で受胎させるか、どの子宮で出産させるか?そのためにはあなたの救助と癒しの理解が必要で、出産した(経験のある)人、母親である人の理解が要求されている!ニンマの顔に微笑があったのは、エンキにより彼女は2人の娘の母になったからだ。彼女はニンギシュジッダと共にME上に隠されている秘密の公式を調査した、これとそれがどのようにしてなされたかを彼女は彼に尋ねた。木の檻の生き物を彼女は調べた、2本足の生き物について彼女は熟考した。
 雄が雌に精液を注入することにより生命要素が移転され、2本の絡み合ったより糸が分離し子孫を形成するために組み合わされる。アヌンナキの男性により2本足の雌を妊娠させ、結合子孫を誕生させよう!そのようにニンマは言った。我々がやってみたのがそれだ、その結果は失敗だった!エンキは彼女に応えた。妊娠しなかった、誕生しなかった!


どのように原始労働者が創造されたか

 エンキとニンマが、ニンギシュジッダの助けを得て、人間を造ったかの説明である。
 生命要素の混合を別の方法で試さなければならない、ニンマは言った。生命要素の2本のより糸を組み合わせるにあたり、別のやり方を見つけなければならない、地球からの部分は傷つくことがないだろう。私達の生命の要素を徐々に取り入れれば、それはできるに違いないので、ニビルの生命要素のME公式から少しずつ試すことができる!
 結晶の容器にニンマは混合体を準備した、2本足の雌の卵形のもの(卵子)を彼女はそっと置いた。アヌンナキの種を含むMEで、彼女はその卵子を妊娠させ、その卵子を2本足の雌の子宮に彼女は挿入した。今度は妊娠した、誕生が待たれた。出産に必要な時間、指導者たちは待った、期待しながら結果を待った。割り当てられた時間が来た、出産はなかった。ニンマは必死に切開を行った、妊娠したものを大ばさみを使って引っ張り出した。それは生きていた!エンキは歓声を上げた。やった!ニンギシュジッダは喜びの声を張り上げた。ニンマは手の中に新生児を載せた、彼女が喜びでは満たされなかったのは、新生児には体中もじゃもじゃした毛があった、彼の前部は地球の生き物のようだった、彼の後部はアヌンナキのそれにもっと似ていた。彼らは2本足の雌に新生児を(渡し)授乳させた、彼女の乳を彼に吸わせた。新生児はすくすくと育った、ニビルの1日はアブズの1ヵ月だった。地球の子供は背が高くなった、彼はアヌンナキの姿には似ていなかったが、彼の手は道具には適していなかった、発声の方も唸り声を上げるだけだった。もう一度やって見なければならない!ニンマは言った。混合体を調整しなければならないから、私がMEを検査しましょう!
 エンキとニンギシュジッダが援助しながら、彼らは手順を繰り返した、MEの中の生命要素をニンマは注意深く考慮した。一つのものから少量彼女は取った、別のものから少量彼女は取った、それから結晶の椀の中で地球の雌の卵子に彼女は精液を注入した。妊娠した、適切な時期に出産した!今度はもっとアヌンナキに似ていた。彼らは出産した母親に彼を(渡し)授乳させた、新生児は子供に成長した。彼の容貌は魅力的だった、彼の手は道具を握る形をしていた。そこで、彼らは彼の感覚を試験してみて欠陥のあることが分かった。その地球の子供は耳が聞こえなかった、視力も悪かった。何度も何度もニンマは混合体を調整した、ME公式から少しずつ彼女は取った。ある生き物は足が麻痺していた、別の生き物は精液が滴っていた、ある生き物は手が震えていた、別の生き物は肝機能に障害があった、ある生き物は手が短すぎて口に届かなかった、別の生き物は肺が呼吸には適していなかった。エンキはその結果に失望した。原始労働者はできない!彼はニンマに言った。
 この生き物のどこが良いのかあるいはどこが悪いのかを試行錯誤しながら私は見つけようとしています、ニンマはエンキに応えた。成功に向けて(努力を)継続するよう私の心は自分をせきたてています!再び彼女は混合体を作った、やはり今度も新生児には欠陥があった。混合体に欠陥はないのではないか、エンキは彼女に言った。雌の卵子にも生命要素にも障害はないのではないか?地球を形作っているもの、それが欠けているのではないか?容器にニビルの結晶を使うのでなく、それを地球の粘土で作ろう!そのように、偉大な知恵者であるエンキはニンマに言った。地球自身の混合体、金と銅のそれが要求されているとしたらこうして、物事を良くわきまえているエンキは、アブズの粘土を使うよう彼女を促した。
 「生命の家」でニンマは、容器を作った、アブズの粘土で彼女はそれを作った。純化槽として彼女は容器を形作った、その中で混合体を作るために。粘土容器の中に、2本足の地球の雌の卵子を、彼女はゆっくりと置いた、アヌンナキの血液から抽出した生命要素を彼女はその容器の中に入れた、その生命要素はME公式によって導かれ、すこしずつ容器の中に加えられた。次にこのようにして受精した卵子を地球の雌の子宮に彼女は挿入した。妊娠している!、ニンマは嬉しさのあまり公表した。割り当てられた時間を彼らは待った。割り当てられた時間が来ると地球の雌は産気づいた、新生児が、生まれようとしていた。ニンマは自分の手で赤ん坊を引き出した、それは男の子だった!彼女は新生児を手の中に入れ高く掲げ、3人の指導者たちは喜びの笑い声を上げた。エンキとニンギシュジッダは背中を叩きあい、ニンマはエンキに抱きつきキスをした。あなたの手が成し遂げた!、エンキは目を輝かせながら彼女に言った。彼らは出産した母親に新生児を(渡し)授乳させた、子供はニビルで成長するよりも速く成長した。新生児は成長を続け何ヶ月か経った、彼は赤ん坊から子供に成長した。彼の手足は仕事に向いていた、彼は話せなった、彼は話を理解しなかった、唸るか鼻を鳴らすかだけだった!エンキはその件を考えた、実行した各段階と混合体について彼は考えた。我々はいろいろ試みたり変更したりしたが、その中で一つだけ変えなかったものがある、彼はニンマに言った。地球の雌の子宮に受精した卵子がいつも挿入されたが、これが障害になっているのではないか!そのようにエンキは言った。ニンマはエンキを見つめた、当惑して彼女は彼を見た。一体あなたは何を言おうとしているのですか?彼女は彼に応えを要求した。出産する子宮について私は話している、エンキは彼女に応えた。誰が受精した卵子を育て、出産するか、我々の形そして我々の似姿となるには、アヌンナキの子宮が要求されているのではないか?、「生命の家」には静寂が漂った。今まで聞いたことがない内容をエンキは語っていた。彼らは互いに見つめ合った、互いに何を考えているかを(知るために)。兄さん、あなたの言葉は賢明です、ニンマはやっと口を開いた。正しい混合体が間違った子宮に挿入されたとしたら、アヌンナキの中で自分の子宮を提供する女性はどこにいる。完全な原始労働者が創造されるかも知れないし、彼女の胎内で怪物が育つかも知れない?そのようにニンマは震える声で言った。
 妻のニンキにそれを聞いて見よう、エンキは言った。彼女を「生命の家」へ呼ぼう、この件を彼女の前に差し出そう。彼が出発しようとして体を動かしたとき、ニンマは手を彼の肩の上に置き、いいえ!いいえ、彼女はエンキに言った。混合体は私が作ったもの、報いも危険も私が負うべきです!アヌンナキの子宮を提供するのは私です、良い運命か悪い運命に直面するのは!。エンキは頭を下げ、優しく彼女を抱擁した。そうあれかし!彼は彼女に言った。粘土の容器の中で彼らは混合体を作り、地球の女性の卵子にアヌンナキの男性の生命要素を彼らは加え、受精した卵をエンキがニンマの子宮に挿入し、妊娠した!混合体によって受胎した、妊娠、どのくらい続くのか?彼らはそれぞれ思案した。ニビルの9ヵ月なのだろうか、地球の9ヵ月だろうか?地球上より遅く、ニビルより早く陣痛が訪れ、ニンマは男の子を出産した。エンキはその男の子は完全な姿形だった。彼は新生児の後部を叩いたところ、新生児は適切な音を発した!彼は新生児をニンマに手渡し、彼女は彼を手の中に入れた。この手でやり遂げたわ!、彼女は勝利者の叫びを上げた。


これは何故Adamu(アダム)という名前が付けられたか

 彼のパートナーである女性Ti-Amat(ティ・アマト)がどのようにして形作られたかの説明である。
 新生児の容貌と手足を指導者たちは注意深く調べたところ、耳の形は良かった、目は(血などが)凝結してはいなかった、手足は適切だった、後部は脚のようで、前部は手のように形作られていた。野生のようにもじゃもじゃの毛ではなかった、彼の頭髪は真っ黒だった、肌は滑らかだった、アヌンナキの肌のように滑らかだった。血の色は濃い赤だった、アブズの粘土のような色をしていた。彼らは彼の男性生殖器を見た、その形は奇妙だった、前部が皮膚で囲まれていた。アヌンナキの男性生殖器とは違って、前部から皮膚が垂れ下がっていた!地球人を我々アヌンナキとこの包皮で区別しよう!そうエンキは言った。
 新生児は泣き始め、ニンマは彼を胸に引き寄せ、彼女は彼に乳房を与えた。彼はその乳房を吸い始めた。
 我々は完成体を達成した!ニンギシュジッダは歓喜の声を上げて言った。エンキは妹を見つめ、ニンマと生き物ではなく、母親と息子を彼は見ていた。あなたが彼に名前を付けますか?エンキは尋ねた。彼は人間であって、獣ではない!ニンマは片手を新生児の体の上に置き、指で彼の濃い赤っぽい肌を愛撫した。私は彼をAdamu(アダム)と呼びます!ニンマは言った。「地球の粘土のような者」、それが彼の名前です!
新生児アダムのために彼らはベビーベッドを作った、「生命の家」の隅に彼らは彼を置いた。
原始労働者のモデルを我々は実現した、エンキは言った。
彼のような労働者がたくさん必要だ、ニンギシュジッダは彼の年長者たちに想起させた。
本当に彼はモデルだ、彼は、最初の子供(としてそ)のように取り扱われるべきである、苛酷な労働から彼は守られるべきである、彼の生命要素だけがモデルとなるべきである!、そうエンキは言った。彼の命令をニンマは大いに喜んだ。
 今後誰の子宮が受精した卵子を宿すのですか?ニンギシュジッダは尋ねた。指導者たちはその件を考え、ニンマは解決策を提案した。彼女の町シュルバクから女性の癒し人たちが呼ばれ、必要とされている仕事内容について彼女は説明した。アダムのベビーベッドに彼女は彼女らを導いた、新生児の地球人のことを知らせるために。この仕事の遂行は命令ではありません!ニンマは彼女らに言った「あなた方が自分の意志で決定します!」。集められた女性アヌンナキのうち、7名が前に進み出た、7人がその任務を引き受けた。彼らの名前がいつの世までも記憶されますように!ニンマはエンキに言った。彼らの任務は英雄的です、彼らによって原始労働者の種族が存在するようになります!7人は前に進み出た、各人が自分の名前を名乗りながら、その名前をニンギシュジッダが記録した「Ninimma(ニニンマ)、Shuzianna(シュジアンナ)、Ninmada(ニンマダ)、Ninbara(ニンバラ)、Ninmug(ニンムグ)、Musardu(ムサルドゥ)、そしてNingunna(ニングンナ)」。これが自分の意志で出産の母になった7名の名前である。
 アブズの粘土で作った7つの容器に、ニンマは2本足の雌の卵子を置いた、アダムの生命要素を彼女は抽出し、少しずつ容器の中に彼女はそれを挿入した。次にアダムの男性部分を彼女は切開し、一滴の血を取り出し、これを「生命の印」として肉と魂が組み合わされたものとして永遠に宣言しよう!
 彼女は男性部分を絞って血を出し、各容器の混合体に血を一滴ずつ加えた。この粘土の混合体の中に、地球人がアヌンナキと結び合わされるように!そのようにニンマは言った、呪文を彼女は唱えながら「1つは天の、1つは地球の、2つの生命要素が1つに合わされますように、地球のものとニビルからのものが血縁関係により結び合わされますように!」と、そうニンマは唱えた。彼女の言葉もニンギシュジッダは記録した。出産の英雄たちの子宮に受精した卵子が挿入された。妊娠し、割り当てられた時間が待ち遠しく数えられた。割り当てられた時間が来ると、出産が始まった!割り当てられた時間に、7人の地球人の男子が生まれた。姿は適切で、音声も正しかった。女性英雄たちにより彼らは授乳された。7人の原始労働者が創造された!ニンギシュジッダは言った、この手順を繰り返そう、更に7人労働を引き受けるために。エンキは言った、7人に7人を加えても十分ではないだろう、癒しの英雄たちには余りにも多くのことが要求されている、これが永久に彼女らの仕事になるだろう。実際、その任務は苛酷すぎます、余りにも緩慢で忍耐(の限度)を越えています!、ニンマは彼らに言った。
 女性体を我々は造らなければならない!エンキは言った、男性のパートナーとなるために。彼らが互いに知り合うようになり、2人が1つの肉体になるように、彼ら自身で増殖させよう、自分で出産させよう、自分たちで原始労働者を産ませよう、アヌンナキの女性を解放するために!あなたはME公式を変え、男性から女性へ調整しなければならない、そうエンキはニンギシュジッダに言った。
 アダムのパートナーを造るためには、アヌンナキの女性の子宮で妊娠させる必要があります!そうニンギシュジッダは彼の父エンキに応えて言った。エンキはニンマの方に視線を向けたが、彼女が口を開く前に、彼は手を挙げた。今回は私の配偶者のニンキを呼ぼう、力強い声で彼は言った。彼女にその気があるならば、地球人女性の鋳型を彼女に造らせよう。彼らはアブズへ、「生命の家」へ、ニンキを呼び、彼らは彼女にアダムを見せ、その件について全て彼女に説明した。要求されている任務について彼らは説明した、成功と危険性について彼女に説明した。ME公式によりニンギシュジッダは調整を行い、混合体により卵子を受精させた、エンキは彼の配偶者の子宮にそれを挿入した。妊娠し、割り当てられた時間が来るとニンキは産気づいたが、出産しなかった。ニンキは月を数えた、ニンマは月を数えた。10ヵ月、悪い運命の月、彼らはそう呼び始めた。子宮を手で何度も開いたことのある婦人ニンマは、カッターで切開を行った。彼女は頭を覆い、手には保護(用の手袋)をはめ、器用に彼女は切開を行った。彼女の顔は突然明るくなった。女性だ!女性が誕生しました!喜びの余りニンキに向かって彼女は叫んだ。新生児の顔と手足を彼らは注意深く調べた、耳の形は良かった、目は(血などが)凝結してはいなかった、手足は適切だった、後部は脚のようで、前部は手のように形作られていた、彼女の毛はもじゃもじゃではなかった、頭髪の色は浜辺の砂のようだった、彼女の肌は滑らかだった、滑らかさと色の面ではアヌンナキの肌のようだった。ニンマは女の子を手の中に入れ、彼女の後部をぴしゃりと叩いたところ、新生児は適切な声を発した。エンキの配偶者ニンキに、彼女はその新生児を手渡した、授乳し、栄養を与え、育てるために。あなたが彼女に名前をつけますか?エンキは配偶者に尋ねた。彼女は人間であって、獣ではない。彼女はあなたの形、あなたの似姿である、完成体として彼女は造られている、女性労働者のモデルをあなたは達成した!ニンキは新生児の体に片手を置き、指で彼女の肌を愛撫した。
 彼女の名前をTi-Amat(ティ・アマト)‐「命の母」‐としましょう!ニンキは言った。地球と月の誕生のもと、昔の惑星のように彼女を呼びましょう、彼女の子宮の生命要素から他の出産者をかたどりましょう、そうすることにより彼女は数多くの原始労働者に命を与えるようになるでしょう!このようにニンキは語った。他の人たちも全員それに同意する言葉を語った。


これはエディンにおけるアダムとティ・アマト

 どのようにして繁殖の知識が彼らに与えられたか、何故アブズへ追放されたかの説明である。
 ニンキの胎内でティ・アマトが形作られた後、アブズの粘土で作った7つの容器にニンマは2本足の雌の卵子を置いた。ティ・アマトの生命要素を彼女は抽出し、少しずつ容器に彼女はそれを挿入した。アブズの粘土で作った容器の中に、ニンマは混合体を形成し、その工程に適した呪文を彼女は唱えた。出産の英雄たちの子宮に受精した卵子が挿入された。妊娠した、割り当てられた時間が経つと出産が始まった、割り当てられた時間に、7人の地球の女性が誕生した。彼らの姿形は適切で、発声も良かった。このようにして原始労働者の女性パートナー7人が創造された。
 地球人がこのようにして創造された後、男性の精液を女性に注入させよう、原始労働者同士で子孫を産ませよう、原始労働者の数が増え、アヌンナキの労働を彼らは受け持つようになるだろう!エンキとニンキ、ニンマとニンギシュジッダは喜び、果物の万能薬を彼らは飲んだ。
 7人と7人のために彼らは檻を作り、それを木々の間に置き、彼らを一緒に成長させよう、成年男子と成年女子にしよう、男性の精液を女性に注入させ、原始労働者同士で子孫を産ませよう!そのように彼らは互いに語った。
 アダムとティ・アマトは、発掘の労働から保護されるべきである、彼らをエディンへ連れて行き、我々の作品をそこにいるアヌンナキに見せよう!そうエンキは他の人たちに語り、他の人たちもそれに同意した。
 エンキの町エディンのエリドゥへ、アダムとティ・アマトは連れて行かれた、囲いの中に彼ら用の住居が建てられた、その中で彼らが歩き回れるように。エディンのアヌンナキは彼らを見にやって来た、着陸場所から彼らは来た。エンリルは彼らを見にやって来た。それを見た途端かれの不快感は減少した。ニヌルタは彼らを見にやって来た。ニヌルタも同じように感じた。ラームの中継基地からエンキの息子マルドゥクも見にやって来た。最も驚くべき光景だ、驚異中の驚異だ!あなた方の手がそれを成し遂げた、アヌンナキは成形者たちに言った。地球とラームの間を行き来しているイギギも皆大騒ぎした。原始労働者が造られた、我々の苛酷な労働は終わる!彼らは全員そう言った。
 アブズでは新生児たちが成長していた、彼らの成熟をアヌンナキは待ち焦がれた。エンキは監督者だった、ニンマとニンギシュジッダも来た。発掘(場所)ではアヌンナキが不平を漏らしていた、彼らはしびれを切らしつつあった。彼らの監督者エンヌギは、しばしばエンキに尋ね、原始労働者を要求する叫びを彼は伝えた。地球の周期は数を重ね、地球人は既に成熟していたが、女性の間で妊娠は観察されなかった、出産はなかった!木々の間の檻のそばにニンギシュジッダは草の休み場を自分のために設け、昼も夜も彼は地球人を観察した、彼らの行いを突き止めるために。彼は彼らが交尾しているのを見た、男性は女性に精液を注入していたが、妊娠はなかった、誰も出産はなかった。エンキはこの件をじっくり考えた、結合した生き物について彼は熟考した。
 2つの種類が組み合わされることにより、呪いが生じた!エンキは他の人たちに言った。アダムとティ・アマトの生命要素をもう一度調べて見よう!ニンギシュジッダは言った。彼らのMEが少しずつ検査された、どこがおかしいかを確認するために!シュルバクの「癒しの家」では、アダムとティ・アマトの生命要素が考慮された、男性も女性もアヌンナキの生命要素と比較された。2匹のからみついた蛇のようにニンギシュジッダは生命要素を分離した、生命要素は「生命の木」の上に22の枝のように配列されていた、彼らの基本単位は同じだった、形や似姿を彼らは正しく決定した。その数は22で、それは増殖能力を含んでいなかった!アヌンナキの生命要素に存在しているあと2つの基本単位をニンギシュジッダは他の人たちに示した。1つは男性、1つは女性、それがなければ増殖はありません!そう彼は彼らに説明した。アダムとティ・アマトの鋳型、結合されたものには、それらは含まれていなかった!ニンマはそれを聞いて狼狽し、エンキは葛藤に陥った。
 アブズの騒音は激しい、反乱が再び生じつつある!そうエンキは彼らに言った。金の抽出が終わらない限り原始労働者は獲得されねばならない!そういう事柄について学習したニンギシュジッダは、解決策を提案した。年長者であるエンキとニンマに、「癒しの家」で彼は小声で話した。彼らはニンマを援助している女性英雄たちを全員送り返し、戸を閉め、彼ら3人と2人の地球人だけが残った。
 ニンギシュジッダは残りの4人の上に深い眠りを誘い、4人を無感覚にした。彼はエンキの肋骨から生命要素を抽出し、アダムの肋骨の中にエンキの生命要素を挿入した。彼はニンマの肋骨から生命要素を抽出し、アダムの肋骨の中にティ・アマトの生命要素を挿入した。切開を行った部分を、彼はその上に肉で塞いだ。それから4人をニンギシュジッダは起こした。終わりました!彼は誇らしく宣言した。彼らの生命の木に2つの小枝が付け加えられました、彼らの生命要素は今では増殖能力を持って絡み合っています!彼らを自由に歩き回らせよう、1つの肉体として互いに知り合うようにさせよう!ニンマは言った。
 エディンの果樹園に、自由に歩き回るようアダムとティ・アマトは置かれた。彼らは裸であることに気付いた、男性性器と女性性器のことを彼らは知った。ティ・アマトは葉っぱでエプロンを作った、野獣と区別されるように。ある暑い日エンリルは果樹園を散歩していた、日陰を彼は楽しんでいた。偶然彼はアダムとティ・アマトに遭遇した、腰の周りのエプロンに彼は気付いた。どういことだ?エンリルはいぶかしく思ったので、彼はエンキを呼んで説明を求めた。増殖の件をエンキはエンリルに説明した。ニンギシュジッダが生命要素を調べたところ、追加の組み合わせが必要だった!
 エンリルは激怒した、彼の言葉は激烈だった「全て気に入らない、創造主として行為することに私は反対した。我々が必要としている生き物は既に存在している!そうエンキ、あなたは言った、我々は我々の目印をそれに載せるだけでいい、それで原始労働者ができる、癒しの英雄たちは自分の身を危険に晒した、ニンマとニンキは危険を冒した、全て無意味だった、あなたの作品は失敗だ!今我々の生命要素の最後の基本単位をあなたはこの生き物に与えた、我々同様繁殖を知るように、我々のライフサイクルを恐らく彼らに与えようと思って!」このようにエンリルは怒りの言葉を発した。
 エンキはニンマとニンギシュジッダを呼んだ、言葉でエンリルをなだめるために。エンリル、私の主よ!ニンギシュジッダは言った。彼らは繁殖の知識は与えられました、長寿の枝は彼らの生命要素にはありません!それからニンマは言った、彼女の兄エンリルに彼女は言った「兄さん、どういう道を選ぶのですか?全て失敗に終わり、ニビルは呪われた運命に直面するのか、それとも何度も何度もやって見て、繁殖によって地球人に苛酷な労働を請け負わせるのか?」。それなら彼らを必要とされている所に行かせよう!エンリルは怒りを込めて言った。アブズへ、エディンから離れた所へ、彼らを追放しよう!

(第6粘土板の終わり)















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