失われたエンキの記憶:序説 ATTENTION(証言)


                THE LOST BOOK OF ENKI(エンキの失われた記録)


 偉大なる神、主なるエンキの召使、エリドゥ市の息子、書記の長、エンデュブサルの言葉。

 神々の核戦争(大いなる災厄)の七年後、第二の月の七日目、死の灰から逃れ、市の近くの草原に避難していた生存者達の一人として、薪を集めていた時、エンキに召喚され、この後、主なるエンキの言葉として知られる、始まりと先史時代と古き時代と大いなる災厄の真実を記録した。(※全文の直訳期間は、2002年5月〜2003年末)



第一粘土板へ

 シュメルの荒廃を嘆くエンキの哀歌。
 死の灰の雲が吹き散らされて来た時、神々が彼等の市からどの様に逃れたか.
 神々の議会に於ける討論。
ここの神々の領域を侵犯するマルドゥクの訴追。
神々は罰を要求する。
平和的解決を主張するエンキ。
兵器による攻撃を主張するニヌルタ。
核兵器の使用を要求するナルガル。
自分の息子達による、兄弟間の核戦争を想起し、信じられぬ思いで我が子、ナルガルを凝視するエンキ。
異母弟エンキと供に人類を創造したニンフルサグは、神々の戦争に人類を巻き込む事に異議を唱える。
 核兵器の使用の破滅的な決定。
ニビルのアヌは核兵器の使用を許可する。
ニヌルタは焼き尽す者となり、ナルガルは絶滅を導く者となる。
ナルガルはニヌルタと共にエンキの案内で、隠された核兵器を取りに行く途中、息子同士が核兵器で争う事を愁う父エンキの視線を避ける。

 神々の起源とニビルの恐ろしい兵器。
 ニビルの南北戦争と統一王国。
絶えず噴火する火山に拠って、大惑星ニビルは厚い大気の層に覆われ、寒い時期には地熱がニビルを暖かく保ち、暑い時期には、強力な太陽光線を遮蔽した。生物は進化し、繁栄する。文明の発達と共に、ニビル人の北と南の二つの大きな国家間に争いが生じる。ミサイル攻撃と雷の兵器により恐怖は増す。長く恐ろしい戦いは惑星を抉(えぐ)り、兄弟同士を争わせた。戦争に疲れた北の国家と南の国家に平和が提唱され、其々の国から王と王妃を選び、統一王国と成した。
 統一王国に於ける初代の王と王妃 An&An.Tu

 第二代の王 An.Ki; 後継者を残す前に他界。

 第三代の王と王妃 An.Ib&Nin.Ib; Anの第二子、王と王妃は伯父と姪である。

 第四代の王と王妃 An.Shar.Gal&Ki.Shar.Gal;
ニビルの一年を定め、十の月に分け、最暖と最涼の時を祝って祭を催す。戦争により、女性の比率が高くなり、一夫多妻制が承認されるが、後継者問題が生じ、この時より、異母妹の子息を後継者と定める。王と王妃は異母兄である。
 太陽系に於けるニビルの位置。
 大気の減少に因る気候の変化。
 第五代の王と王妃 Anshar&Kishar;
ニビルの大気の層が希薄となり、遮蔽幕としての能力の現象。大気は乾燥し、寒暖の差が激しくなる。
 第六代の王と王妃 En.Shar&Nin.Shar;
太陽系の研究と調査。遮蔽幕としての大気の損傷は続く。大地は乾き、天候は悪化する一方である。王妃は後継者を為さず、後継者の法により次期王は妾妃の子息より選ばれる。
 第七代の王と王妃 Du.Uru&Da.Uru;
遺伝的近親より愛により王妃を選択。出生率の低下。
王家に後継者が生まれず、An王の血は七代目で絶えてしまう。王は城の門にて発見された子を養子にして後継者と為す。王族の間に不満が生じる。
金を使って大気の遮蔽とする試みの失敗。
 第八代の王と王妃 Lahma&Lahama;
天空の軍団を編成し、金が豊富に存在する砕かれた腕輪と呼ばれる小惑星帯に派遣するという案と核兵器によって火山を爆撃し活性化するという案が出されるが王は決定できず、王族による叛乱を招く。統一王国の崩壊。
 王位簒奪者Alalu、核兵器の使用により火山の活性化を試みる。
Alaluは、Anshargalの妾妃の長子Alamの子孫として、後継者としての正当性を主張するが、記録に残されていない。王族の王子の一人Anuが、初代の王Anの第三王子Enuruと異母姉妹で正妃Ninuruとの第一王子Enamaの子孫であることを主張し証明される。議会はAlaluを王とし、Anuを王位継承者として決定する。
 第九代の王 Alalu;
核兵器の使用により火山の活性化を計るが功を奏さず。金の収集の為、宇宙船を建造し、編成して、砕かれた腕輪へ派遣するが小惑星と衝突事故が起こり、誰も帰還出来ず、試みは失敗する。天候と気候の悪化により、ニビルの国民の心は現王Alaluから離れ、王位継承者Anuを望む声が強くなる。
 王位継承者 第十代王 Anu、Alaluを退位させる。
Anuは、Alaluに挑戦し、素手に拠る一対一の戦いに勝利し、第十代ニビル王となる。
Alaluは、誰にも気付かれぬ内にミサイル装備の宇宙船に乗込み、惑星ニビルを脱出し、氷冠を頂く、地球へと逃亡する。

 ※登録者から
 いつも、猫にエサをあげるときには、“ゴハン、ゴハン”と数回話しかけて、食べさせています。今日もエサをあげようとしたら、いつものように炬燵から出て、“ニャハン、ニャハン”と言いながらやって来ました。不思議な発音だったので気になり、何を話してるのだろうと思ったのですが、猫の“ゴ”音が“ニャ”だとすれば、これって“ゴハン”と言っているに違いないと思ったんです。やはり、猫は人間語を話すんですね。
 思うに、最初は地球の猿人にニビル星人の遺伝子を組み込み、単純労働者を創造しようとした。それがアダムとイブでした。
 カインとアベルは彼等の子では無く彼等の養子としてエデンの園に連れてこられます。兄弟の争いの後、正式な後継者として、セツが連れてこられます。このセツはニビル星人と遜色が無く、アヌの前でも認められました。この知的人類(ホモサピエンス)が、現代人の祖先です。
 しかし、この本を読んで、ホモサピエンス創造の段階を見て思うのは、現生人類とは、結局はニビル星人が地球環境に適合するよう地球の遺伝子をニビル星人に取り入れた生命体だということです。現代人は、長命の遺伝子を除き、ほぼニビル星人の遺伝子そのままと言えるでしょう。
 ニビル星人の父祖であるプレアデス星人は、ニビル星へ向かう前、その一部が地球に永住しようと飛来しました。彼等は地球環境に適合するよう地球の生命体の遺伝子を、体内に取り込みました。しかし、ある理由から彼等もニビル星へ移住してしまいました。この地球型プレアデス星人が残した文明の名残が、アマゾン文明です。
 ニビル星では、プレアデス星人と地球型プレアデス星人の戦乱が永遠に続くかと思われましたが、ついに和合の果実として統一王朝が樹立し、平和がもたらされました。その後、プレアデス星人は今度はニビル星人として、黄金を求めて、再び地球に飛来したのです。


第二粘土板へ

 核兵器装備の宇宙船に於けるAlalu王の地球への航行。
 彼は第七番惑星地球に航路を設定する。
 Alaluの地球への到着と着陸。
   黄金を発見し、Alaluはニビルの運命を其の手に握っている
   地球での金の発見をニビルに伝える。
 太陽系の生成、ティアマトの水と黄金。
   太陽系外宇宙からのニビルの出現。
   天空の戦いとティアマトの崩壊。
   ティアマトの半身、地球は彼女の水と黄金を受け継いだ。
   ティアマトの主衛星キングゥは地球の月となる。
   ニビルは太陽の軌道に永遠に定められた。



第三粘土板へ

 Alaluはニビルに新情報を送信し、王権の返還を求めた。愕然としたAnuは王家の御前会議に新情報を提起した。
 Anu王の第一王位継承者Enlilは現地における立証を示唆する。アヌの長子であり、アラルの義理の息子であるエアが選ばれた。エアは旅程の為に、宇宙船(天空の船)を巧妙に艤装する。
 アンズの操縦する宇宙船は五十人の英雄たちを運ぶ。危険を乗り越え、ニビル人達は地球の光景に感動した。アラルの案内によって、彼等は着水し、着岸した。
 エリドゥ、遥かなる故郷は七日間で創設された。
 水からの黄金の抽出が始まる。量は少なかったが、ニビルは配送を要求した。操縦士のアブガルは旅の為にアラルの宇宙船を選択した。禁断の核兵器が宇宙船の中で発見される。エアとアブガルは恐怖の兵器を取り外し、隠蔽する。



第四粘土板へ

 ニビル人達は少量の黄金の配送でさえ大歓迎する。大気の遮蔽幕としての黄金の使用の検査は成功する。更なる英雄たちと新しい装備が地球に送られた。
 水からの抽出される黄金に失望し続ける。エアはアブズに深い採鉱を必要とする金の鉱脈を発見する。エンリル、それからアヌは極めて重大な決定の為に地球に遣って来る。
 異母兄弟の不和により、運命は労苦を決定した。
 エンキ(地球の主人)と改名したエアはアブズに行く。エンリルはエディンに半永久的な設備を増設する為に留まる。アヌが出発の準備をしている時、アラルに攻撃される。七人の裁判官はアラルにラーム(火星)への追放の判決を下す。
 アヌの娘、軍医のニンマが地球に派遣される。ラーム(火星)で停止したとき、アラルの遺体を発見した。アラルの顔に似せて彫られた岩を彼の墓標(※火星の人面岩)として供えた。アンズはラーム上の中継ステーションの指令官職を与えられる。



第五粘土板へ

 ニンマが一団の看護婦と供に地球に到着した。彼女は万能薬製造用植物を育てる為の種を持って来た。彼女はエンリルの下に彼等の嫡出子(王位継承権を有する)ニヌルタタを連れて来た。
 アブズでエンキは住居と採鉱用地を設置する。エディンにおいてエンリルは場所と他の設備を整える。
 地球のニビル人達(アヌンナキ)は六百人になる。三百人の「イギギ」がラーム(火星)で設備を運営していた。
 スドへの強姦罪の為に追放されたエンリルは、隠蔽された兵器に付いて知る。スドはエンリルの配偶者となり、息子(ナンナル)を授かる。
 ニンマはアブズでエンキと交わり、娘達を授かる。エンキの配偶者ニンキが彼等の息子マルドゥクと供に到着する。
 エンキとエンリルがもうけた息子達によって地球上に一族が殖えていった。
 重労働に喘ぐイギギがエンリルに叛旗を翻した。ニヌルタタは空中戦で彼等の指導者アンズを打破する。金のより早い産出の為に駆り立てられたアヌンナキは暴動を起こす。エンリルとニヌルタタは暴動を弾劾する。エンキは原始的な労働者を人為的に創り出す事を提案する。



第六粘土板へ

 懐疑的な指導者集団の為にエンキは秘密を明かす。アブズにアヌンナキと同種の野生の生物が生息している。アヌンナキの生命の要素と共に其の要素も増大させて、知的な原始人の労働者へと品質改良できるだろう。創造は全ての始まりの父に属するとエンリルは叫んだ。我々は現存の生物に我々の写しを与えるだけであるとニンマは異議を称えた。
 生き延びる為に非常に金を必要としている、指導者達は是と決議した。エンキ、ニンマ、そしてエンキの息子ニンギシュジッタは実験を開始した。多くの失敗の後、完全体アダムが得られた。ニンマは勝ち誇って叫んだ、この手でやり遂げたわ!彼女は其の功績の為にニンティと改名された。
 エンキの配偶者ニンキは女性体、ティ・アマトの形成を援助した。混血された地球の子は第二世代を産出できない。ニンギシュジッタは彼等の生命の木(DNA連鎖)に二つの要素を付加えた。承認されていない発達を発見し、エンリルは地球の子等を追放する。



第七粘土板へ

 アブズに戻され、アダムとティ・アマトは子供をもうける。地球の子等は殖え、鉱床でそして従者として働いた。
 エンリルの孫、ウトゥとイナンナが産まれた。アヌンナキのカップルは地球上に他の子孫をもうけた。地球とラームで気候の変化は苦難の原因となる。ニビルの(軌道の)接近は地殻の大変動を伴う。エンキとマルドゥクは月を探検し、居住に適さないことを発見する。
 エンキは星運と天空の時を決定する。自身の宿命に辛苦し、エンキはマルドゥクに覇権を約束する。アヌは新宇宙港の指揮権をマルドゥクではなく、ウトゥに与える。
 エンキは二人の地球の子の女性と出会い、交わる。一人は息子アダパを産み、他の一人は娘ティティを産む。この関係を秘密にして、エンキは彼等を拾い子として育てた。高い知性を持つアダパは最初の教養有る人間と成った。アダパとティティは交わり、二人の子、カ・インとアバエルが産まれる。



第八粘土板へ

 アダパの広い理解力はニビルの従者達を驚かせる。アヌの命令によりアダパはニビルに連れて来られる。地球の子の最初の宇宙旅行である。
 エンキは親子関係の真実をアヌに明かす。エンキはより多くの食物の必要性によって彼の行為の正当性を説いた。アダパは農業と牧畜を始める為に戻った。エンリルとエンキは作物の種と羊の血統を創造する。
 ニヌルタタはカ・インに作物の栽培法を教える。マルドゥクはアバエルに牧羊法と羊毛技術を教える。水の権利をめぐって争い、カ・インはアバエルを襲い、殺してしまう。カ・インは殺人罪で起訴され、追放の判決を言い渡される。
 アダパとティティは婚姻の為の他の子孫を殖やす。死の床でアダパは彼の息子サティを彼の後継者として祝福する。後裔のエンキメはマルドゥクに連れられてラームに行く。



第九粘土板へ

 人類は殖え、アダパの血族は王族として貢献する。
 エンリルに公然と逆らい、マルドゥクは地球の子を妻とする。天空の変動と風潮の変化は火星に影響を及ぼす。イギギは地球に降下し、人類の女性を妻として捕える。
 渾然としたエンキは人類の息子ジウスドラを得る。
 旱魃と疫病は地球の苦難の原因となる。宿命の天罰と思ったエンリルは故郷へ帰還する事を欲した。地球の周期によって年老いたニンマもまた帰還を望んだ。不可解な密使は彼等の運命に逆らってはいけないと彼等に警告する。破滅的な大洪水の到来の兆候は増加する。殆どのアヌンナキはニビルに戻る為に去り始めた。
 エンリルは人類を滅ぼす計画を推進する。エンキとニンマは地球の生物の種を保存し始める。残留するアヌンナキは大洪水の日の為に準備をする。下層世界の主ネルガルは警告を発布する。


第十粘板

 不可解な密使がエンキの夢の映像に現れる。
 エンキは彼の息子ジウスドラを通して人類を救助する様に語られる。口実を設け、エンキは潜水艦を建造する為にジウスドラを指導する。地球の生物の種を運ぶ為に、航海士が遣って来る。ニビルの接近は農業用地の氷冠を溶かす原因となる。生じた大津波は地球を深く抉る。
 残留したアヌンナキは地球の軌道上からこの大惨事に見、嘆き悲しむ。水が退き、ジウスドラの船は救済の山に漂着する。嵐の中を降下し、エンリルはエンキの欺瞞を発見する。エンキは全ての創造者によって定められた運命であるとエンリルを得心させる。
 彼等は一時的な基地として、非常用着陸台を使う。創造の区画では作物と家畜が形作られた。豊富な黄金が海を越えた大陸で発見された。新しい宇宙施設が古い大地に建設された。それらは二つの人工的な小山と獅子の形の彫刻物である。ニンマは突発する競争を解決する平和的計画を申し出る。



第十一粘土板へ

 宇宙港の台地ティルムンは中立地域と宣言される。其の地はニンフルサグと改名されたニンマに授けられた。
 マルドゥクは未開(暗闇)の大陸を、エンリル達は古き大陸を獲得する。マルドゥクの孫達が争い、サトゥがアサルを殺害する。アサルの妻アスタは受胎してホロンを産む。ティルムン上空の空中戦でホロンはサトゥを打ち負かす。
 エンリルの子孫達はもう一つの宇宙港を準備することを慎重に考慮した。エンキの息子ドゥムジとエンリルの孫娘イナンナは恋に落ちる。怖れていた通り、マルドゥクはドゥムジの死の原因となる。彼の行方を探して、イナンナは彼の遺体を発見し、其れから蘇生した。
 エンリルの一族は大いなる山の潜伏場所から現れる。彼等はマルドゥクを生き埋めにする為に最上階の部屋を封印する。マルドゥクの妻サルパトニと彼の息子ナブは彼の助命を請う。
 山の秘密を知るニンギシュジッタはマルドゥクに到達する。助命されたマルドゥクは追放される。エンキとエンリルは彼等の他の息子の間で地球を分け与える。



第十二粘土板へ

 土壌は乾き、草原と渓谷は落着きを取戻した。有り余るほどの黄金が大洋を越えた大陸から産出される。アヌと彼の配偶者アントゥが忘れ難い訪問の為に到着する。回想すれば、この時指導者達は自身が神の手足である事をはっきりと自覚しただろう。
 彼等は人類を三つの文明圏に分割した。
 アヌの出立によって特赦され、マルドゥクは不従順のままである。第一の地域と宇宙施設はエンリルの土地である。人間の最初の文明化は第一地域(シュメル)で始る。
 マルドゥクは違法な発射塔を建設する為に用地を侵害する。エンリルの一族に挫かれ、マルドゥクは第二地域を奪う。彼はニンギシュジッタ(トト)を罷免し、遠い地に追放する。彼は自身を新しい宗教に於ける最高神ラーとして宣言する。彼は新しい文明化を特徴付ける為に専制的な統治を齎した。
 エンリルは金属の鉱床を守る為に彼の息子イシュクルを選任した。
 イナンナは第三地域において統治権を授けられた。



第十三粘土板へ

 王家の市は神々の為の神聖な領域として成長する。偉大な英雄は神殿や寺院の中で王や神官として貢献する。
 マルドゥクは彼の王家の信望者に永遠の死後の生命を約束する 。シュメルにおいて、イナンナは再生の信仰を強調する。マルドゥクは彼の象徴である獅子座の時代の到来を宣言する。ニンギシュジッタは別の方法を示す為に石の天文台を建設する。暴動、戦争、そして侵略がエンリル一族の領地を動揺させる。
 不可解な使者がエンリルの下に現れて、大災害を預言し、生存者を導く為に、善良な人間を選ぶ様にエンリルに指示をする。エンリルは、聖職者に相応しい王家の家族の子孫、イブルウムを選ぶ。軍は宇宙港を襲おうとするナブによって決起された。エンキを圧倒して、神々は恐怖の兵器(核兵器)の力を借りる。
 ニヌルタタとネルガルは宇宙港と罪深き都市を抹消した。浮遊する死の灰はシュメルの全ての地域に降り注ぐ。



第十四粘土板へ

 マルドゥクの選択した中心地(総合施設)、バビリ(古バビル=天の門)は大災厄(神々の核戦争)を生き延びる。エンキは其れをマルドゥクの不可避的な主権(支配権)の兆しと認めた。エンリルは過去と、天命と、神意を熟考する。マルドゥクの覇権を受入れ、大地に別れを告げ、引退する。兄弟達は感傷的な別れを告げる。
 エンキは未来を予言する案内人として過去を検分する。彼は後世の為の記録として全てを託す事を決定する。



第十五粘度板.書記長エンデュブザルによる言葉へ



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